四季のつれづれ

移りゆく季節の中で感じる喜び・・・

桜井市 忍阪 奥の谷

2016-07-06 10:11:45 | おでかけー奈良県
石位寺には駐車場がなかったが、30メートルほど行けば駐車場があった。
ここへ車を置き、奥の谷へ向かう。

途中には、「神籠石(じんごいし)」


はるか昔神武天皇東征の際、この地に住んでいた八十建(やそたける)を打つために
この石に身を隠し、石垣をめぐらし矢を持ち、楯とした大石であるという伝説があるそうな…

次に見えてきたのは、舒明天皇陵


舒明天皇は中大兄皇子、後の天智天皇の父となる方。

舒明天皇陵の横の小さな道のせせらぎの中に建つ万葉歌碑。


この奥にある鏡王女の歌だ。
  秋山の 樹の下隠り 逝く水の
    吾れこそ益さめ 御思ひよりは

最初天智天皇の妃だったが、後に藤原鎌足の正室となった方。
この歌は、中大兄皇子との恋の相聞歌といわれている。
鏡王女はまた、額田王の姉でもあった。

鏡王女の陵墓


この辺り、聞こえてくるのは、鳥の声、風の音、せせらぎの音だけ。
先ほどの歌を揮毫された犬養孝も、この静けさは未来に残ってほしいと願われたとか…


この陵墓の前に座って、どれくらい時間が過ぎて行ったかしら~
至福のひとときでした。

車に乗ってしばし走ると神社が…
忍阪坐生根神社。


ここには珍しい狛犬があると聞いて寄ってみた。


そう、親子連れの狛犬。これはお母さんと子供。
対の方はお父さんなんだろうな~

桜井市 忍阪(おっさか) 石位寺

2016-07-05 11:17:26 | おでかけー奈良県
藤原京を見た後、夫からどこか行きたいとこあるか~と聞かれ、出てきた答えは、忍阪!
今はブログをお休みされている、「大和路 里の光彩」のスターアニスさんが
よくご紹介してくださっていたところだ。
普段はす~っと前を通り過ぎてしまって、なかなか訪問することができなかった
国道165号線外山(これで、とび って読むんですよ~)を右折してしばらくのところ。
実は、またまた通り過ぎて後戻り…
で、一番最初に行ったのは石位寺。
ここでご親切な方々にお会いして、もう感謝感激!
ちょうどお寺の方から降りてこられた方がいらしたので、駐車場はあるかどうか聞いてみた。
でも駐車場はないとのこと、するとすぐ横のおうちの方がウチの駐車場に停めればいいと
ご親切に言っていただく。
おまけに予約もせずに来たというと、これまたここへ通りかかった方が世話役の方で
開けてあげるとのこと。
そうそう、前もって予約しておくと国の重要文化財の石仏が見せていただけるのだ。
でも、急だったのでお寺の拝観だけでいいと思っていたのに…
本当に偶然のこととは言え、ご親切にありがとうございました。

さて、石位寺です。
無住寺でやはり地区の方々の手によって守られているお寺。


境内からの眺めはゆったりとした時間の流れを感じさせる。
ビル

伝 薬師三尊像石仏の写真はパンフレットから


これが白鳳時代に作られた石仏だとは!
柔和な微笑みをたたえたお顔。
唇や法衣、蓮華座に残る朱の色。
奥行きのある表現のこの作品、見させていただいてよかった~~

大阪ではチラホラ咲き始めた百日紅の花、こちらの境内ではやはり8月になってからとのことでした。


忍阪地区、まだまだ見どころがあります。

藤原京の蓮

2016-07-04 10:27:18 | おでかけー奈良県
昨日は朝から地域の大掃除。
本当に汗だくになりながらやり終えて、今まで我慢していたクーラーも解禁。
ひと風呂浴びた後は~

植木鉢で育てられている蓮はすっかり咲いているのだけれど、
蓮田はどうかしらと、出かけたのは藤原京。
遠くから見るかぎり人のすがたも見えないし、いつもの駐車場も鍵がかかっている。
やっぱりまだ早かったよう…


でも様子を見に来る方は後を絶たず、ゆっくり車が通過していきます。



咲いていたのは10輪にも満たなかったよ~~




畝傍山をバックにコスモスも咲きだして…


田んぼには合鴨かしら~


この後田んぼの中へ入って行きました。