衆議院選挙の結果で、自公が過半数を取れず、それでいて立憲も過半数には到底至らず、政権奪取するには野党連立をどう進めるかという問題があり、だれもかれもが三すくみ、特に野党は反自民では一致するが、政権を担うまでの数もないし、それ以上に野党には政権運営能力がほぼない。立憲は政権を担えると思っているだろうが現実は無理だし、国民は信用していない。過去の悪夢がトラウマになっている。
今回の選挙結果は、反自民票が野党に向かっただけで、政権を野党に委ねようとした…つまり、政権交代を願った投票ではない。ここを立憲は勘違いするなと言いたい。
反自民である俺でさえ、信用できない立憲に政権を委ねようとは思えない。自民にお灸をすえるというのが、国民の行動だったんだ!
これまで、自公の内部合意で進められた法改正や予算案は国会の議論が薄く、時間切れで数の論理でそのまま強引に成立させられた、そこに国民の不平不満が溜まってきた。特に第二次安倍政権ではもりかけ問題などはすべて有耶無耶にされ、その裏で統一などの似非宗教の犯罪行為を黙認、さらには政治資金規正法違反行為をやっているなどの悪行三昧が表沙汰になったことで、国民の怒りが爆発したという流れだけであって、立憲に政権を委ねたいという国民の意思はほぼない。
政権を委ねたいならば、あと30から50議席増え第一党になるべきであり、148議席という結果では、政権交代の基盤にはならない。そこを早く理解確認して次のステップ、自公政権へのブレーキの役割とさらなる不平不満の受け皿になるべき行動を起こすことが重要ではないだろうか。
これから国会ではスピードは遅くなるが、与野党伯仲の議論の中でより良い政策が決定され、実行されることを国民が望んでいるということだろう。これまでの鼻をくくったような自民党の答弁は通用しない。つまり加藤鮎子のような馬鹿など大臣に就くことはできないということだ。逆に野党も確りとした質問と確りとした資料をもって質問しないと国会で恥をかき、次の選挙では自身も党も危なくなるという緊張感の中で物事が進められるということだ。
議員の質も向上し、自民党の阿保馬鹿タレント議員など淘汰されるだろう。国会には与野党ともに日本の叡智が集結し高尚な議論が、いや激論が闘わされることを願っている。
さらに、これまで石破や森山が辞職しないと物事が進まないと思っていたが、石破が居残ることで、意外と自民党の拝金主義者が淘汰される可能性もあり浄化された政党になるのではないかと期待感も出てきたが…ま、これは理想だがな…きっと拝金主義者が猛烈な抵抗を示すだろうから猛烈な石破おろしが起こるだろう…11月11日の臨時国会に向け各所で魑魅魍魎共が激しく蠢くことになる。
どういう方向になるのか目が離せない。