禁煙ってのは、意思よりも体験

おらは、若いころ喫煙者でした。初めての喫煙は人様より遅くて、１９歳の大学生でした。最初は、セブンスター。酒飲んだ時に勢いで吸ったら・・・美味かった。ホッとする感じだった。
それから、就職するまではセブンスター。親父も喫煙者だったけど、椎間板ヘルニアで半年休職する際に吸わなくなった。どんな銘柄だったかは、覚えてない。
就職先は机でタバコを吸える…そんな時期だった。仕事でのストレスなどで本数は増えていった。１日３０本程度。土曜日の半ドンは、駅前でパチンコ。いつも一箱貯まると止めて、煙草に交換。そんときは、LARL赤箱。新人が外国産たばこ吸っていたよね。生意気だよね(笑)

その後、パチンコがオールセブンなどの導入でギャンブル性が高くなってきて、性に合わず遠ざかり、煙草は定価で買うので国産マイルドセブン、そのあとキャビン。
一時期、禁煙！と思い８月間止めたんだけど、なんかの機会に、確か宴席で、ま、一本ぐらいいいか！の甘い考えで、復活。そして本数は増え、旅館業に携わった時に…客商売ってストレス尋常じゃないから…益々本数が増えていき、MAX一日６０本。３箱。銘柄はメリットライト・・一箱２５０円。一日７５０円もたばこ代だよ…。
ストレスが落ち着いても、１日４０本、酒飲むと６０本ってところ。チェーンスモーカーだよ。その頃には喫煙場所が設置され喫煙者は隔離されるようになっていたけど、本社に戻ったら、いつも喫煙室。あいつは煙草を吸いに来ているのか？と揶揄されました(笑)

結婚して子供が生まれたときの冬のある日。やや風邪気味で　ゲホゲホと咳をしていたんだが、煙草を吸いたくて、一息吸った途端・・・ゲホゲホゲホゲホ・・・ウググググ、息が・・・息が・・・デデキナイ・・・・苦しい・・・あー！息が・・・し、し、シヌ！と目の前が暗くなった。
横で妻が、救急車呼ぼうか？と焦った時に、ガフッと一息できて・・・息が息ができる！　生き返った！　
その瞬間、あっ！　タバコ・・・吸えん！　やめた！

それ以来、なので、ざっと２４年間、禁煙　というか、吸えなくなりました。
けどね、隣で喫煙者がいても別に、酒の席でも別に、気にならない。ただ、マナーを守らん奴は無性に腹が立つ。

ということで、禁煙を志す諸君、尋常ならざらん禁煙の意志を持っているか？できない場合に相当なペナルティを受ける覚悟、背水の陣でことに当たれるか？　それくらいでないと簡単にやめられないよ。無理だよ。
あるいは、俺に用に死というもの意識するような体験をするか・・・それしか禁煙はできないよ。

これ見て頑張って禁煙したという人には、今でも持っている　プレミアムジッポライターをプレゼントするよ・・・って、意味ないわな(笑)