世の中ヴィンテージ物が溢れておりまして、やたら人気であります。
ヤフオクなんかを覗いてみてますってぇと、何だか物にならないような古臭いだけの、ただのポンコツですらヴィンテージだのレアな商品だってんで高い値段で売りに出しておりまして、パソコン相手に「なんだいこりゃ、人を馬鹿にしやがって」だの「こいつぁ、自慢したいだけだな」なんて独り言をつぶやきシローな始末であります。
一方、BSEだかPSEだか知らないが、電器用品安全法という悪法により中古アンプやキーボードやエフェクターなどが4月以降売買できなるなるという事態は、4月目前になって有名ミュージシャン達の署名運動などもあり、「ヴィンテージ物は除く」という一文が付いてどうやら回避されたようだ。
となればなったで、果たしてどこからどこまでがヴィンテージなんだ?という疑問が飛び交うわけでありますけれども、たぶん中古であれば新しい中古でも縄文時代に製造された電気製品でも「Wオーケイ!」っていうくらいアバウトなんだろうなって気がするであります。
どのみちこの手の法律は、思いつきで電器メーカーに媚を売ってみたものの、すぐに施行できないので5年の猶予期間を設けたが、その時期が来たら世の中の流れと逆行する悪法になっちまったっていう程度なんでしょうから、思い切って初めからなかったことにしますって、素直に謝ってくれたらかえって政党のイメージアップになると思うんだけどな~。
そんなこんなで、ますますヴィンテージの格が上がり、お宝鑑定団の地位もますます向上するわけでありますが、オレの持っている古いだけの楽器たちも「オレだってたまには日の目を見たいぜー!」とムンクの叫び声を上げている。
写真はPAISTE602シリーズの20インチミディアムトップシンバル。確か1973~1975年製だと思う。うわ~、もう30年以上も前なんだ。
たかがシンバル、されどシンバル。パイステのシンバルはヴィンテージ物でも値段が高い。特にハイハットのサウンドエッジは今でも新品価格から変わらない。たまに安いな、と思ったらひびや欠けがあったり、保存が悪くて青さびだったりする。
自分の保存しているこのパイステは、実は友人から預かったもの。今は既にドラムを引退して何年も叩いていない彼だが、かつて仕事で親元を離れ東京に旅立つ前に「どうか大事に使ってくれ」という言葉と共に置いていったシンバルだ。高校生だった彼が、小遣いを貯めて買ったシンバルなんだろうと思う。
602のシンバルは、材質なのか厚みのせいなのか、音に独特の軽さがあり、ハイハットとクラッシュなら好きだったがトップはイマイチ好きになれなくって、殆んど使用したことがない。その頃オレはかなり頑固なジルジャン派だったのだ。
だが、このところスタジオの練習用ドラムキットのシンバルを替えてみて、何年振りかに602のトップを叩いて、思わず懐かしくって青春時代を思い出してうるうるしてしまいそうだった。
そーかー、パイステ602は、オレの青春だったんだ~!
「海のばかやろ~♪」
太平洋に向かって叫んじゃったりして。たいへんよ。。。。
ヤフオクなんかを覗いてみてますってぇと、何だか物にならないような古臭いだけの、ただのポンコツですらヴィンテージだのレアな商品だってんで高い値段で売りに出しておりまして、パソコン相手に「なんだいこりゃ、人を馬鹿にしやがって」だの「こいつぁ、自慢したいだけだな」なんて独り言をつぶやきシローな始末であります。
一方、BSEだかPSEだか知らないが、電器用品安全法という悪法により中古アンプやキーボードやエフェクターなどが4月以降売買できなるなるという事態は、4月目前になって有名ミュージシャン達の署名運動などもあり、「ヴィンテージ物は除く」という一文が付いてどうやら回避されたようだ。
となればなったで、果たしてどこからどこまでがヴィンテージなんだ?という疑問が飛び交うわけでありますけれども、たぶん中古であれば新しい中古でも縄文時代に製造された電気製品でも「Wオーケイ!」っていうくらいアバウトなんだろうなって気がするであります。
どのみちこの手の法律は、思いつきで電器メーカーに媚を売ってみたものの、すぐに施行できないので5年の猶予期間を設けたが、その時期が来たら世の中の流れと逆行する悪法になっちまったっていう程度なんでしょうから、思い切って初めからなかったことにしますって、素直に謝ってくれたらかえって政党のイメージアップになると思うんだけどな~。
そんなこんなで、ますますヴィンテージの格が上がり、お宝鑑定団の地位もますます向上するわけでありますが、オレの持っている古いだけの楽器たちも「オレだってたまには日の目を見たいぜー!」とムンクの叫び声を上げている。
写真はPAISTE602シリーズの20インチミディアムトップシンバル。確か1973~1975年製だと思う。うわ~、もう30年以上も前なんだ。
たかがシンバル、されどシンバル。パイステのシンバルはヴィンテージ物でも値段が高い。特にハイハットのサウンドエッジは今でも新品価格から変わらない。たまに安いな、と思ったらひびや欠けがあったり、保存が悪くて青さびだったりする。
自分の保存しているこのパイステは、実は友人から預かったもの。今は既にドラムを引退して何年も叩いていない彼だが、かつて仕事で親元を離れ東京に旅立つ前に「どうか大事に使ってくれ」という言葉と共に置いていったシンバルだ。高校生だった彼が、小遣いを貯めて買ったシンバルなんだろうと思う。
602のシンバルは、材質なのか厚みのせいなのか、音に独特の軽さがあり、ハイハットとクラッシュなら好きだったがトップはイマイチ好きになれなくって、殆んど使用したことがない。その頃オレはかなり頑固なジルジャン派だったのだ。
だが、このところスタジオの練習用ドラムキットのシンバルを替えてみて、何年振りかに602のトップを叩いて、思わず懐かしくって青春時代を思い出してうるうるしてしまいそうだった。
そーかー、パイステ602は、オレの青春だったんだ~!
「海のばかやろ~♪」
太平洋に向かって叫んじゃったりして。たいへんよ。。。。