『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

母のこと

2015年09月14日 | 介護
母の認知症は
少しずつ、少しずつ進行しています。


毎日接している私より
たまに話をする息子のほうが
やはり、感じるようです。

子供の成長ビデオの
逆再生を見るような思いです。



この間まで出来ていたことが
だんだんできなくなっていきます。


例えば、
汚れたリハパンを自分で着替えることができました。
それを、ゴミ箱に捨てることもできましたが
今は、納戸の隅に置いたり
昨日は枕元に置いてありました。

それでも、自分で気づいて着替えるだけ良しとしましょう。


例えば、
お弁当を食べ終わると
洗って調理台の上に伏せてありました。
洗剤を使わないので
油っこかったり、汚れが落ちていないので
いつも私が洗い直していましたが、
最近は、全く洗わずそのままか
昨日は、なかの小箱だけを取り出して
流しの中に置いてありました。

それでもまだ、
流しに持っていこうとするだけ
良しとしましょう。


チーちゃん達家族が一緒に食事をする日曜日は
おしゃべりに夢中になり
チーちゃんに目が行き、気が散って
食事が進みません。
ああ、保育園の子供と一緒だなあ・・・
と思いながら見ています。

デイサービスに行くと
「あまり食べないんですよ。」と、介護士さんが言いますが
「賑やかにいつもお話してくださいます。」
と連絡帳にありますから、
きっと、おしゃべりに夢中になって
食べる事を忘れるのかもしれません。


昨日などは、
食事に来て、チーちゃんがいることに気が付くと
それで自分がトイレに寄ることを忘れ、
さらに、トイレを促すと
トイレの場所を忘れて
家の中で迷っていました。


チーちゃんは、
これからどんどん覚えることが増えていきますが
母は、覚えていたことを
どんどん忘れていくのでしょう。
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1 コメント

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信州の旅から帰って (chidori)
2015-09-16 06:41:29
認知症の話は、旅の途中でも時々話題になりました。
ひげさんご夫妻の、ブログに出てこないお母さまの話も興味深く聞けました。きっといろいろな思いを通り越して、今がある。hi-chanさんの1年前のお母さまの様子や、最近の様子を読み比べて、やはりお母さん以上にご家族が変わって今の安定があるのだろうと思っています。
全てを受け入れながら寄り添う、そのつらさは言い表せないのではと思います。うまく言えませんが今のお母さまは家族を映し出す鏡ではないかと。チーちゃん登場で舞台が変化してきていることへの とまどいや
(もちろんとてもうれしいことですが)自分のコントロールがうまくできない・・・でも今が肝心、今までと同じに、今まで以上に その変化をお母さんに自覚させないように許容うしていくことでないのかな・・・。
 ごめんなさい。あたまのなかで考えることでしか(経験がない私は)かけませんが・・。
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