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小さな改築

2011年12月08日 | 季節の便り

 

 350年の母屋と10年前に立てた居間の壁を抜いてドアを付けると、暮しの動線が著しく改善されることにカミサンが気付いた。

 工務店に相談すると難しい事ではないと云う。

悠長なことを言っていられる年ではないから早速工事を初めて貰った。

 

母屋の土壁を切り取る工事が大変だったらしい、乾燥しきった土埃が舞い上がり呼吸が止まるほどだったと後で聞いた。

 

350年壁土の中に閉じ込められていた下地の葦が当時のまま残っていた事に驚いた。

 

崩された壁土はその昔、土を採取したと思われる畑に戻した。

 

もしかしたら、その土から350年前の雑草が生えるかもしれないし、当時の貴重な農作物が蘇るかもしれない。

 

 

 

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