常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

お化け芋

2013年10月02日 | 季節の便り

お化け薩摩芋 重さ4.8K

晩春のころ家内が3種類の芋苗を植えた。

途中 小鹿に葉を食べられるアクシデントはあったけれど、旺盛な生命力で盛り返し、蔓が地表を覆い尽くして稔りの秋を迎えた。

根元が異様に盛り上がているのを見つけたカミさんが掘りだしたのがこの化け物のような芋である。

早速蒸かしイモにして味見した、特別に美味しいこともない普通の芋だった。

しかし私はこの芋に見覚えがあった、鹿児島の芋焼酎蔵元のPRビデオに映し出された原料のサツマイモである。

朝の秋雲4

甘露の流れ

昨夜から今朝にかけて高温が続いたので、アブラムシの甘露分泌が促進されたのだろう。

甘露は従来の範囲を超えて流れ出していた。

梯子をかけて、甘露の源泉を確認したい衝動に駆られたけれど自制した。

 

 

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樅の木の蜜

2013年10月01日 | 季節の便り

甘露の滴る樅の木

スズメバチの死骸

路面を濡らしているのは甘露

路面のくぼみから回収した甘露

家の前道路の脇に聳えたつ樅の木がある

その大樹の下のアスファルト道路がいつも濡れていることに気が付いた。

今夏、外灯の敷設に邪魔なので切り払った樅の枝から滴る樹脂と思っていた。

路面が乾く気配もないので、更に観察すると、アスファルトの窪みに透明な液体がたまっており、それが路面の小さな襞を伝わって四方に拡散し流れていた。

見上げると、鬱蒼とした茂みに隠れて、目新しいものは見つからない、その見えないあたりから雫が一滴落ちてきた、それは数分に一滴の割合で落下する。

窪み溜まった液体を指先につけて舐めてみた あまーい、美味で針葉樹特有の匂いは全くない

今日は その甘い湿地帯にスズメバチの死骸が転がっていた。

興味深々 ネットで調べると、本件と同じがどうかわからないけれど、面白い記述を見つけた。

要約すると、アブラムシは樅の樹液を吸って甘露という甘い液体を出す、それは自分たちを守ってくれる蟻への謝礼と考えられている。

甘露は蜜蜂にとっても魅力ある液体で、ちゃっかり甘露を横取りし、せっせと巣箱に運ぶ、さらにその甘露を人間が頂くことになる。

北欧ではこの甘露蜜が蜜の高級品として流通しているらしい。

樅の木から滴る液体の正体が、甘露だと確信した。

それでは なぜ甘露があふれ滴るのか、多分甘露を採取する蟻や蜜蜂が少なくなったのに、アブラムシが甘露を分泌し続けているからだろう。

雀蜂の死骸は甘露の争奪戦に敗れた兵士のなれの果てなのかもしれない。

 

 

 

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