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衛星放送プレミアム(NHK)で放送されている韓国ドラマ「馬医」を初回から一週間を待ちわびながら見ている。続きを見る方法は他にもある。だが、我慢して26話まで見てきた。
けれど26話を見終えてから我慢できなくなった。
クァンヒョンとヨンダルが再会する場面を一週間も待っていられなくなったのである。それだけ話の持って行き方を上手に作り上げているのだ。
さて、その第27話。
クァンヒョンとヨンダルが感激の再会をするこの回では、次の不運の伏線も張られだしていて気が抜けない。だからこそ感動も深く、ほらお前たち、喜び合うのもいいがそうしてる場合でもないだろう、と茶の間から腕を伸ばし背中を押してやりたくもなるのだ。
この時、医術は貧しい民のためにも公平にあるべきだ、とする医療改革の大黒柱、首医コ・ジュマンには死が訪れようとしている。ジニョン(ヨンダル)の父、ミョンファン一味の盛った毒が遠因となって破傷風にかかってしまったのだ。そうなってはクァンヒョンたちにとっても手の施しようもなかった。
コ・ジュマンに、自分が死んでもそれはクァンヒョンの責任ではないから罪を負わせないでくれ、とお願いを受けた顕宗(ヒョンジョン) 王だが、いざ、コ・ジュマンが亡くなると彼への信任も厚かっただけに王の動揺も大きかった。
王はコ・ジュマンを死に至らしめたクァンヒョンの罪は重いと見て、ミョンファンらに意見を求める。だがミョンファンは即答を避け、これを利用し一石二鳥の策謀をめぐらす。
すなわち、クァンヒョンがカン・ドジュンの息子であるとの証明書や印鑑等を彼を助ける条件で自分の手中に収め、僻地への流罪で助けるように見せかけながら殺し屋をクァンヒョンのもとに差し向けるのである。そのやり方はクァンヒョンの途中逃亡の企てをも利用するものだった。
舟上で殺し屋の剣の一撃を受けたクァンヒョンの運命や如何に・・・?
もちろん主人公だから死ぬわけはない。嵐の中、舟だけが取り残されて27話は閉じる。
この回は一つのストーリーの終わりと始まりが同時に描かれている。
終わりはクァンヒョンとヨンダルの感激の再会である。長い苦節のあとに巡り会った二人は感激も深く大粒の涙を浮かべ再会を喜び合う(見ている自分も涙)。しかも感激は倍加した。二人は二度恋し合ったからだ。
新たな苦難は始まったが、間違いなくこの回の話はひとつのラストストーリーである。
ここまでを「馬医」の前章としていいだろう。
ここから後章とするなら、僕にはセミの一生が思い浮かぶ。
土の中で生き続けてきたセミの幼虫がようやく地上に出てきた。
ここまでのクァンヒョンとヨンダルは恋し合うセミの幼虫だった。暗闇でもがいてもがいてお互いの愛情を確認しあうところまできた。
まだまだ道半ばで長い道のりがあるが、二人の生き方も信念ももはや揺らぐことはない。
セミが明るい空を最後の日まで一生懸命飛び回るように二人の希望と決意の灯はもう消えることもない。
チャングムもトンイも後章は同じ苦難が続きながらも力強い明るさがあった。
まだ見てはいないが「馬医」も後半はそうなっていくのであろう。
後半の秘密の見どころはヨンダルが実の父親がどの人であったかにいつ気づくかということだ。後半はミョンファンを倒すという大きな流れがある。それにかき消されないようにどううまく捌いてくるのであろう。
一粒で二度おいしい「馬医」。後半も名場面はたくさん出てくるのであろう。
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