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ソチ行きのペース配分

<フィギュア>キム・ヨナ、歴代最も偉大なスケーターに
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‘フィギュアクイーン’キム・ヨナ(20、高麗大)がオンラインファン投票で「歴代最も偉大なスケーター」に選ばれた。
米フィギュアスケート協会(USFSA)が5月から公式フェイスブックで行ったオンラインファン投票の決勝で、キム・ヨナが英国のアイスダンスデュオのジェーン・トービル-クリストファー・ディーン組を抑えて1位になった。
キム・ヨナは98%の支持を受け、1984年サラエボ冬季オリンピック(五輪)金メダリストで世界選手権4回優勝のトビル-ディーン組に圧勝した。


 (ソウル=聯合ニュース)コ・ドンウク記者= 「フィギュアクイーン」キム・ヨナ(20、高麗大)がそうそうたる「フィギュアの伝説」たちを抜いてオンライン・ファン投票で「歴代最も偉大なスケーター」に選ばれた。
 米国フィギュアスケーティング協会(USFSA)は去る5月から公式フェイスブックで進行したオンライン・ファン投票の決勝でキム・ヨナが英国のアイスダンシングデュオ、ジェーン・トービル-クリストファー・ディーンを抜いて1位に上がったと17日(韓国時間)発表した。
 キム・ヨナは実に98%の圧倒的な支持を得て1984年サラエボ冬季オリンピックの金メダリストであり、世界選手権4回優勝者のトービル-ディーンを余裕で抜いた。
 USFSAで歴代成績と歴史的な意味、認知度、選手生活の期間などを総合して候補選手を選定した後、64強トーナメント形式に進行されたファン投票でキム・ヨナは4度シードで名前を上げた。

 1ラウンドでロシアのアイスダンシングチームのアンジェリカ・クリロワ-オレグ・アフシアンニコフを破ったキム・ヨナはペギー・フレミング(米国)、ソニア・ヘニー(ノルウェー)、キャロル・ヘイス(米国)等、伝説的なフィギュアスターたちをことごとくはね除けた。
 2010バンクーバー冬季オリンピックでキム・ヨナと金メダルを争った「日本フィギュアの看板」浅田真央(20)は32強戦でヘイスに押されて脱落した。
 「フィギュアの女帝」ミッシェル・クワン(米国)は16強でペアスケーティングのエカテリーナ・ゴルデーワ-セルゲイ・グリンコフに押されて脱落し、キム・ヨナのコーチのブライアン・オーサー(カナダ)もやはり8強まで上がったが、ゴルデーワ-グリンコフを越えることができなかった。
 ゴルデーワ-グリンコフは4強で会ったキム・ヨナに押されて脱落した。
(ニュース記事より)

 キムヨナ選手のニュースがまた続々流れ出して楽しさが戻ってきた。
 上のニュースは、現役を続行しようとしているキムヨナ選手の意志をともすればくじいてしまいかねない内容だが、オンラインのファン投票だというし、さほど権威もなさそうなので、そりゃあよかった、と一ファンとして手を叩いて祝いたい。
 キムヨナのコーチ、ブライアン・オーサー(カナダ)が8強まで進出したところを見ると、真剣に歴代最高のスーパースターを競ったというより、人気投票の赴きが強かったのだろう。
 まあ、しかし、大衆は権威にこびることをしない。それで何かを得たいとは考えないし、対象への眼差しは意外とクールでシビアである。自分の感じるままに時代のスターを作り、同時に遠慮なく捨てていきもする。
 今回の結果はバンクーバーでえもいわれぬ氷上美を現出させたキムヨナ選手が、それを勲章に引退をせず、現役続行を表明してくれたことへの、ファンたちの素朴な歓迎と褒美じゃないかという気がする。
 
 ところで当のキムヨナ選手は、グランプリシリーズには出場せず、シーズンラストの世界選手権で再スタートのベールを脱ぐことになった。チームは、いや、当人はスペイン風のプログラムにチャレンジしたい意向のようである。タンゴという言葉も口にしていた。あのタンゴが、彼女の手にかかったら氷上でどんなタンゴになるというのだろう。誰も演じきれない世界がそこに表出することだけは間違いない。
 十月までの辛抱だと思っていたのに、あと八ヶ月はじつに遠い。
 ソチまではさらに長い。彼女にすればゆったりしたペース配分から、ソチ行きのリズムを作っていきたいのかもしれない。
 
 自分もそのつもりにならねばなあ・・・(ブツブツ)
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