雨の記号(rain symbol)

”心・技・体”で成長続くカン・ヘウォン(IZ*ONE)








”心・技・体”で成長続くカン・ヘウォン(IZ*ONE)
Kang Hye Won (IZ*ONE) continues to grow with “mind, technique, and body”




 IZ*ONE 宮脇咲良&カン・ヘウォン、初の台北コンで懐かしの「ブンバヤ」披露! 意外にもノリノリだったのは・・




 台北のコンサートでIZ*ONEが会場に動員したファンは4000人。
5000人には1000名足りず、3000人よりは1000名多い。
 4000人を動員してのコンサートというのが今のIZ*ONE の人気ポジションを示すようで興味深い。
 
 台湾で5000人のK-POPファンを動員できるK-POPガールズは限られている。楽々クリアしてくるのはTWICEとBLACKPINKくらいのものではあるまいか(両者は抜き出ている。K-POP人気が高まる今、1日1万人収容のコンサートも不可能ではない。ガールズでは少女時代が8000人を実現し、ボーイズならEXOが1万人超えを達成している)。

 もっとも台湾に5000人以上を収容できる施設は特設会場を設けない限り、2つか3つくらいしかないが…。このクラス以上の会場でコンサートを行えるのは、国内外を問わずトップクラスのガールズと言ってよいだろう。

 そのへんから考えるとIZ*ONEは準A級(相撲でいう大関クラス)のK-POPガールズと映るのである。まだ上らねばならない階段を持つ一方、後に続く者の追撃を受けて引き摺り下ろされる不安も抱える地位である。

 まずこう思う。1日だけなら5000人のファンを収容してコンサートを行っていたなら聞こえがよかった。4000人というのは無理しても5000人に届かない懸念があったか…逆に3000人ではガールズなり女性ソロのアーチストなりが、韓国からアジアツアーに出る際に設定する会場の収容人数と同じなので、4000人で無理に差別化を図ったようにも感じられてくる。

 しかし、”案ずるより生むが易し”だったか公演の様子を動画や記事で収集する限り、会場内は熱気に溢れ、外にもファンが押しかけていたとのことである。後付けとなるがIZ*ONE はすでに台北で5000人のファンを集めて公演を行える人気を得ていたのだ。

 宮脇咲良とカン・ヘウォンがファンの前で披露した「BOOMBAYAH」
は、ヘウォンが咲良を引っ張り出して一緒にやったものだが、ヘウォンのノリノリが仕方なさそうにやった咲良と好対照をなしてユーモラスだった。それはしかし、ステージのキャリアが豊富な咲良がヘウォンをあえて引き立てたとも見て取れる。

 ヘウォンはハン・チョウォン、佐藤美波、千葉恵里、浅井七海、浅井裕華と一緒の班で、他の班と対決を繰り広げた「PRODUCE 48」の「BOOMBAYAH」は見ごたえがあった。
 両者のステージは他の班の方がレベルが高く有利と見られていた。だが、蓋を開けてみるとヘウォン班の方が清純さの溢れたパフォーマンスで爽快な印象を残した。音楽ステージは技術だけでもないのを見せてくれた対決だった。

 IZ*ONE の活動を通じてカン・ヘウォンは”心・技・体”ですばらしい成長を続けている。



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