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KARAの解散⑧
「今日は沖縄に雪が降ったそうだ。じつに百何年ぶりのことだとか…暖冬が囁かれながら沖縄に雪が降る。確かに異常気象だよ」
リモコンで暖房の温度を上げてからクラヤは電子レンジから熱燗徳利を取り出してきた。
猪口で乾杯し、スルメをかじりながらボンタは沖縄でも盛んなK-POP熱をひとくさりした。
クラヤは関心なさそうにボンタの話を聞いていたが沖縄の食い物を話題にした時、話をKARAに戻した。
「さっき3人とも別々の事務所になりそうだ、と言ったが、KARAだった面々はちゃんとソロ活動していけるかな。どう思う?」
「どう思う、ってそらあやっていくだろうよ」
ボンタはつまんなさそうに答えた。
「事務所はほしいから声をかける。仕事で金に出来ると思うから声をかける。声をかけられた方は条件が合えば判子を押す。与えられた仕事を全力でこなす。それだけの話だ」
「違うよ」クラヤは不満そうにした。「そんなことを知りたくて訊ねたんじゃない。彼女らがただ仕事をするだけじゃ仕方ないじゃないか。プライドっていうか、問題はKARA時代のキラキラ感やプライドを保って仕事していけるかどうかだよ。いろんな仕事をこなしながら泥にまみれたみたいになって、えっ! 彼女があの時のハラ? とかスンヨンとか、口にしたくはないじゃないか。口にしたとたん、こっちも気持ちが沈んでいってしまうだろうからね。いや、汚れ役やってみすぼらしいなりしてるからっていうんじゃないよ。みすぼらしいなりをしてたっていいんだ。多くのファンに愛された時のキラキラ感を保ってさえいればね。ほら、よくあるじゃないか。旬の女優がみすぼらしい役をやっても、気品と美しさがどことなく漂ってる、ってやつさ。目や表情が生きてたら、泥がホッペや衣服について汚れてたって、それが汚いとかみすぼらしいなんてのは大したことじゃなくなるものなんだ」
「それは同感だ」
ボンタは頷いた。
「彼女たちの今後の仕事を見ていく上で、そこはひとつのポイントになるね。彼女たちが今持ってるらしさが失せて来だしたら、赤信号ってことになるかもしれない」
「だとすると、3人にとって先行きは決して明るくないね」
「明るくないか…それは何とも暗い出発となりそうだ。ファンも心配しそうだが、その根拠は何だ?」
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