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「固い覚悟」のキム・ヨナ、「口にしたことには責任を負う」
「フィギュアクイーン」キム・ヨナ(24)が新年初日から練習に没頭した。ソチ冬季オリンピックを控えた覚悟も明らかにした。
キム・ヨナは第68回全国男女フィギュアスケート総合選手権大会(KB金融コリア フィギュアスケートチャンピオンシップ2014)を控えて1日午後、京畿道(キョンギド)高陽(コヤン)のオウルリムヌリ・アイススケートリンクで公式練習を行った。キム・ヨナは4、5日に同所で開かれる大会の女子シングルショート・フリープログラムを点検するために新年初日から練習をスタートした。
軽いトレーニング服を着てリンクでまず体をほぐしたキム・ヨナは、多彩なジャンプをこなしてコンディションをチェックした。さらにフリープログラムのBGMのタンゴ曲『アディオス・ノニーノ』に合わせて実戦練習を行った。これに先立ち後輩選手たちの音楽に合わせてジャンプ、ステップなどを点検したキム・ヨナは、2番目のジャンプであるトリプルフリップを除いては失敗なく自身の演技をした。引き続き氷上を回りながらスピン、ステップなどをチェックしたキム・ヨナは45分間の公式練習を終えた。
練習後、キム・ヨナは「振りつけやステップを正確にするためにとても神経を使った。気をつけた部分が今回の大会でうまく出てきたらいい」として所感を明らかにした。ソチ冬季オリンピック開幕を37日後に控えたキム・ヨナは「私が口にした言葉の分だけしっかり責任を負えばいいと思う。プレッシャーになるが1位よりも最後の選手生活をうまく終えるという目標を成し遂げることが最も重要だ」として覚悟を表わした。次はキム・ヨナとの一問一答の内容。
--新年初日から練習をした。所感はどうか。
「2008年12月(グランプリファイナル大会)以降初めて高陽にきたが、大きな無理もなくうまくいくようだ。まだ時間があるので残る練習もうまくやらなければならない」
--国内ファンの期待感が大きい。ファンの前でどんな演技を披露したいのか。
「最初の大会(ゴールデンスピン)後に振りつけやステップを正確で形よくこなすために神経を多く使った。今回の試合で練習して気を遣った部分がうまく出せたらいい。ソチ冬季オリンピックを控え、改善できる部分が見つかれば直していくつもりだ。国内で1年ぶりに出場する試合であり、多くの方々が見に来るので最善を尽くして良い演技を見せたい」
--今回の大会で点検する内容は何か。
「前の大会のフリープログラムではスピン、ステップレベルがうまく出せなかった。それまで実戦ができず、初めての大会は完ぺきではなかったようだ。(ゴールデンスピンの時に不足していた)そんな点などに気を遣っている。技術的でも芸術的に全て完成度を高められるよう気をつけたい」
--自分だけの必殺技はあるか。
「必殺技…必殺技があえて必要だとは思わないが(笑)、技術的にはトリプルルッツ-トリプルトーループの連続ジャンプではないだろうか。だが必殺技を準備するよりは全体的にうまくできるよう練習することだ。必殺技は特にないと思う」
--フリープログラムの練習でも体をほぐしていたが。
「インターバルトレーニングだ。私たちはリンクで演技をする選手だから、地上も重要だが氷上ですることのほうが(トレーニング)効果が良い。一般の試合も重要だが、オリンピックまで完ぺきな体力を作らなければならないので継続して練習してきた」
--新年を迎えたが。
「すべての選手たちが皆そうだが、特に冬季の選手たちはシーズン真っ最中に新年がきても雰囲気を感じることはできない。私は今週に試合がある。多くの人々は新年を楽しんでいて苦々しい(笑)」
--この頃、最も苦労したことがあれば。
「大きな大会を控えており、選手生活がいくらも残っておらず練習をしていると大変な点が多い。早くこの時間が過ぎればという気がする時もある。選手は誰でも、それほどまでに毎日同じ日常を繰り返す過程が最も大変なようだ」
--それでも選手生活の終わりが見えているが。
「もうやるだけのことはやったと思っているので惜しい気持ちはないようだ。自分自身が立派だと思う(笑)」
--(1984、1988オリンピックの時に金メダルを取った)カタリーナ・ビット選手以降、26年ぶりのオリンピック2連覇に挑戦するが。
「ビット選手の頃はとても遠い昔だ。選手の競技力も違うし、時代が違う。私は2連覇に挑戦することよりも、ソチオリンピックに焦点を合わせて最後の大会をうまく終えることのほうがさらに意味が大きい」
--ライバルがいないのが負担になりうるが。
「私は責任を負えない話はしない。私は自分の口から競争する選手がいないと言ったことはない。口にした言葉だけにしっかり責任を負えばいいと思う。プレッシャーになるが、結局は自分自身の目標を成し遂げることが最も重要だと見ている。復帰する中で思った通り1位をとるためにというよりも最後の選手生活を上手にうまく終えることが最後の目標だ。」
(フィギュアスケートニュースより)
貴重なインタビュー記事である。
インタビュー記事からうかがえるのは、ソチに向かって闘志を燃やしモチベーションを上げている――というより、やるべきことはみなやってきたという淡々とした落ち着きの方である。
自分だけの必殺技――2連覇への挑戦――ライバルのいないのが負担になるうるが――
と記者は鋭い質問をぶつけ、キムヨナから刺激的な言葉が返ってくるのを期待しているのだが、彼女はトーンの沈んだ応接に徹している。
自分だけの必殺技――これは明らかに日本の浅田真央を意識した質問だ。キムヨナの3(トリプルルッツ)――3(トリプルトゥループ)は、浅田選手の3A(トリプルアクセル)に対抗できる素晴らしいジャンプと僕は見るが、キムヨナは、それも大事だが全体的な演技をまとめることこそ重要、と常識的に答えている。
2連覇への挑戦――も前に立ちはだかる選手として浅田真央の名が上がってきてもよさそうなのだが、ソチオリンピックに合わせ、最後の大会をうまく終えることのほうがさらに意味が大きい、というように、人事を尽くして天命を待つ、との心境の方に答えをまとめている。
ライバルのいないのが負担――の質問でも、浅田真央をそれとなく念頭に置いた質問と見抜きつつも、自分自身の目標に向かって努力するのが重要で、最後の選手生活を終えることこそが最大の目標、とあえてライバルとなりそうな選手の名を挙げないように努めている。
順調に行けばキムヨナが一番金メダルに近いのは確かだ。だが、他の多くのスポーツ競技と違って、この競技には一発勝負でジャンプの「転倒」というよまやのアクシデントがつきまとう。ジャンプの転倒はスコアに大きく響いてくる。転倒そのもので引かれる原点は一点だけだが、演技全体に大きな影響が生じ、スコア自体ももうんと下がってしまうのだ。そういったミスのおかげでキムヨナだって表彰台を逃がすことは十分考えられるのだ。
有力視されてもキムヨナのような選手でさえ、自信満々、余裕綽々のコメントができないのはそれゆえであろう。
他のスポーツが98%の実力と2%の運だとするなら、フィギュアスケートは90%の実力と10%の運だと言えようか。たぶんそれくらい違う。
本命のキムヨナでも堂々として思い切ったコメントができないのも頷ける。
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IU、親友キム・ヨナを絶賛“世界1位、すごいと思う”
歌手IU(アイユー)がフィギュアスケート選手のキム・ヨナを絶賛した。
1日、MBCはソチ冬季オリンピックのスペシャル番組としてキム・ヨナのドキュメンタリー「最後の選曲、アディオス・ノニーノ」を放送した。
IUは親友であるキム・ヨナについて「私は地上波3社の音楽番組で1位になっただけでも嬉しくて、世界を全て手に入れたような気持ちになるのに、キム・ヨナは何と世界1位だ。私みたいな人からは想像できないほどの達成感とプレッシャーがあると思う」と話した。
続いて「プレッシャーを感じながらもたくさんの人の前で笑顔を見せる彼女がとても凄いと思う。あのステージを仕上げるまでどれほどミスを繰り返し、大変な苦労を重ねてきたのだろうかと思うと本当に素晴らしいと思う」と絶賛した。
「最後の選曲、アディオス・ノニーノ」は、クロアチアで開かれた「ゴールデンスピン・オブ・ザグレブ」大会の現地取材を通してキム・ヨナのソチ冬季オリンピックを多角的に捉えたドキュメンタリー番組だ。
☆ 二人は歌で共演を果たしているが、親友の間柄まで関係が深まっているとは知らなかった。そういえば、IUがフィギュアスケートを一生懸命習い、テレビで演じたこともあった。もちろん、ジャンプも飛べない初心者レベルだったが、それだけでもその道の凄さや素晴らしさは体験できる。好きな歌やフィギュアスケートを通じて二人の間柄は親しさを深めていったのであろう。
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