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羽生三冠の登場して行う対局は、僕ら縁台将棋のアマチュアから見てもハラハラドキドキで楽しさを覚える。
仕事や他の趣味でいそがしく日々を送る自分だが、NHK将棋対局だけは優先して楽しんでいる。
NHK杯制覇を目指して熾烈な争いが展開しているが、今日は羽生三冠と木村八段がぶつかった。
NHK杯将棋は解説陣も充実して好局が多いが、今日もいい戦いを見ることができた。
将棋にも序盤から激しく動く将棋、がっちり固めあって攻めあう将棋、攻めと受けの意地を見せて戦う将棋、と各様あるが、今日は羽生三冠の攻め、木村八段の受け、という戦略で進行した。
羽生三冠は言わずと知れた棋界の第一人者。攻防自在で攻めも受けも機に応じて変化する。一方、強気の受けが愉悦の境地にまで達しているのが木村八段だ。
羽生三冠が先手番となり、先手番を生かした羽生の攻めと木村の受けが見どころとなった。
羽生三冠が駒音も静かに攻め、木村八段は駒音を響かせて激しく受けているといった対局場の様子である。
居飛車から矢倉の模様を張りながら戦いは進行していったが、木村八段が1二香(★問題の手だった。考慮時間の短さから、双方、研究ずみの進行かもしれない、と佐藤九段は解説していたが、とすると、この手は木村八段の誘いのスキだった可能性もある)で穴グマ入玉の態度を見せたことから、羽生三冠が歩の突き捨てから一気に動き、急戦の流れとなった。
佐藤康光九段の解説によると、飛車と香車の連携に加え、銀桂の足、特に2五桂から1三歩の叩きが有効と見ての攻めの決断だという。
将棋の流れを見、解説を聞いて、僕はこんな攻めが敵玉を詰ますまで行き着くのだろうか、と盤上から目が離せなくなった。
(★縁台将棋でこれと似た乱暴(手順がむちゃくちゃ)な攻めをやり、攻めゴマを空っぽにされたことを僕は子供の頃から何度も経験している)
この日は佐藤九段の解説がビシビシ当たる日で、羽生三冠の3一角打ちから木村八段の1二玉まで、中盤素通り、攻め将棋対受け将棋特有の終盤の戦いへと突入した。
一時、木村八段の受けが機能し、攻防の一段落はあったが、羽生陣の堅固さが相手に攻め味を作らせず、優位を拡大して最後は持ち駒フル活用で即詰みに討ち取った。
研究ずみの誘いのスキ(?)――で受け潰すつもり(?)が一気に攻め切られてしまった(?)。木村八段からすれば羽生三冠の強さをまざまざと思い知らされた一局でなかっただろうか。
羽生三冠名刀の切れ味恐るべし!
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