Apinkの夏
Summer of Apink
仕事から帰宅し、ぎょっとさせられた。
この日はApinkの1stアルバム『PINK SEASON』をTSUTAYAへ取りに行く日だ。交換用の予約レシートを紛失してるのに気付いたのは出かける間際だった。何度も出したり入れたりしていたが、てっきり財布に戻っていると思いこんでいた。だが、出して入れるのを忘れたままになっていたのだ。
年を取るとこれがあるからいけない。
部屋を探し回ったが出てこない。散らかった部屋をこれほど恨めしく思ったことはない。
仕方がない。レシートをあきらめ手ぶらで出向くことにした。
予約レシートを持たないまま出向いたのでは店員に嫌がられるかもしれない。それを気にしつつ玄関を出た時、TSUTAYAに電話しておくのを思いついた。予約シートの下五ケタの数字を思い出したからである。
★…74000
「○○さんですね。はい、お待ちしております」
問い合わせに女性店員の心地よい声が響いた。
予約レシートなしで大丈夫とわかってほっとなった。
店に向かい車を走らせている時、夏の強い日差しが気にならなかった。
海はここからそう遠くない。強い日差しはむしろ爽快だった。
時々、仕事で船上の人になる。こんな日は波のきらめきが銀の真珠の宝石箱になる。
僕はその海に思いを馳せる。Apinkたちの乗ったクルーザーが浮かんでいる。海上を吹き抜ける風にボミの金髪がなびく。メンバーたちの歌声が流れる。
…
まぶしい日差し♪
広がる海 輝いてる♪
都市化が進む中、わずかに残る田園地帯…車のハンドルを握りながら僕も口ずさむ。
「リメンバー♪ リメンバー♪ … リメンバー~♪」
Apinkにとって今年は最高の夏である。
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夏の終わり頃、Apink(パク・チョロン、ユン・ボミ、チョン・ウンジ、ソン・ナウン、キム・ナムジュ、オ・ハヨン)と出かける旅はどんなものだろうか。22日午後、ソウル蚕室(チャムシル)室内体育館で開催されたApinkの2度目の単独コンサート「PINK ISLAND」は、6人のメンバーの過去と現在、そしてこれから披露する将来まで全てを見ることのできる時間だった。Apinkはこの日会場を訪れた約5000人ほどのファンに、2時間の間たっぷり愛情を注いだ。
スタートは、7月に発売した2ndフルアルバムのタイトル曲「Remember」だった。「Good Morning Baby」「NoNoNo」「惹かれて」「LUV」などのステージを相次いで披露したApinkに、ファンたちはイベントを用意した。「小指(Promise U)」を歌うApinkに観客たちは「約束する。いつも守ってあげることを」という文言が書かれたプラカードで応えた。Apinkは「今とは思わなかった」と、はにかみながらも感動した様子だった。
メンバーたちが用意したソロステージは、映画「インサイド・ヘッド」をパロディした映像の後に披露された。“ムカムカ”ソン・ナウンがDEUX(デュース)の「夏の中で(In Summer)」を、“ビビリ”パク・チョロンはオム・ジョンファの「招待(Invitation)」を、“イカリ”キム・ナムジュはパク・ジニョンの「HONEY」を、“カナシミ”チョン・ウンジはキム・ヒョンジョンの「あざ」を、“ヨロコビ”オ・ハヨンはイ・ヒョリの「10 Minutes」を、“ビンボン”ユン・ボミはPSYの「CHAMPION」をそれぞれ再解釈した。特に、ユン・ボミはレベルの高いドラム演奏を見せた。
後半では「猫」を初めて披露するステージと共に「Hush」「I Do」「U You」などを披露した。パク・チョロンが作詞したファンソング「4月19日」と「Mr.Chu」などを経て公演はクライマックスに差し掛かった。「初のコンサートはドキドキしている記憶だったが、2度目のコンサートも開催することになった」とファンに感謝を表したApinkは「コンサートが終わったら日本でツアーをする」とし、これからの活動を期待させた。
Apinkの「PINK ISLAND」は観客への気持ちでいっぱいだった。Apinkはメインステージから会場の中央に繋がったステージ、1階と2階をつなげるステージなどを行き来して観客と近くで呼吸しようとした。アンコール公演の時は2階の観客席の裏から登場してファンと握手を交わし、マイクを渡して一緒に歌った。ステージ上で誰よりも明るい笑顔で歌うApinkを存在させるのは、観客であるためだ。
2011年にデビューしたApinkは、着実に進化する姿を見せた。他のガールズグループが時にはパワフルで、時にはセクシーなコンセプトを見せる時も“清楚アイドル”というニックネームにふさわしく、自分たちのカラーを守ってきたが、だからといっていつも同じ姿であるわけではなかった。チョン・ウンジはMBC「僕らの日曜の夜-覆面歌王」などに出演して実力をアピールし、ソン・ナウンはドラマで、ユン・ボミとキム・ナムジュはバラエティで活躍した。パク・チョロンとオ・ハヨンは作詞・作曲に邁進した。
一緒に、または別々に活動しながら、Apinkは自分たちの存在感をさらに強固なものにした。その結果は、愛され続けるアルバム、そして2時間以上続くコンサートでそのまま表れた。Apinkは過去の4年以上に、これからも精力的に活動する予定だ。Apinkの「PINK ISLAND」は「いつも守ってあげる」という頼もしいPINK PANDA(Apinkの公式ファンクラブ名)と共に23日までの2日間開催された。
★彼女のドラムには不思議な魅力がある。練習時間はいくらもなかっただろうにちゃんとドラムを叩いてる。リズムや間合いはしっかりセーブしている。彼女はロックスターとしても一流になれるセンスの持ち主かもしれない。ギターを持ってのムチャクチャな引き語りはやっぱり笑いを誘うものだったらしい。何をやっても笑いと魅力満載のボミである。
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