雨の記号(rain symbol)

あの日が新鋭母艦、BTSの進水式(お披露目)







 あの日が新鋭母艦、BTSの進水式(お披露目)
That day was the launching ceremony (unveiling) of the new mothership, BTS.




「防弾少年団」、2週連続でビルボードTOP10=韓国アーティスト初の快挙


 韓国アイドルグループ「防弾少年団」のアルバム「LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’」が、米国「ビルボード(Billboard)200」チャートで6位を記録し、2週連続でトップ10に入った。



 5日(米国時間)、ビルボードが発表した最新チャートによると、「防弾少年団」の3rdアルバム「LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’」は、「ビルボード200」で6位、タイトル曲の「FAKE LOVE」が「HOT100」51位にランクインし、2週連続チャートインに成功した。

 これにより、「防弾少年団」は韓国アーティストで初めて2つのアルバムが相次いでビルボードのメインシングル、アルバムチャートに2週連続でランクインするという新たな記録を打ち立てた。
(K-POPニュースより)






 BTSの『LOVE YOURSELF 轉 “Tear”』が、ビルボードメインシングル及びアルバムチャートに2週連続でランクインした。ビルボード200”で6位、タイトル曲『FAKE LOVE』が“ホット100”で51位である。韓国の歌手では初めてだという。
 ビルボードには種々のランキングがある。インディペンデンスアルバム”で1位、“ワールドアルバム”で1位、“トップアルバムセールス”で3位、“カナディアンアルバム”で4位、“デジタルアルバム”で14位、“テイストメイカーアルバム”で16位。
 タイトル曲『FAKE LOVE』は、“オンデマンドストリーミングソング”で13位、“リリックファインドグローバル”で9位、“リリックファインドUS”で10位、“ストリーミングソング”で33位。
 さらに、“ソーシャル50”で77回目の1位。
 4日に公開したデジタルシングル『FAKE LOVE(Rocking Vibe Mix)』は、初週に全世界30地域でiTunes“トップソング”チャート1位にランクされた。

 BTSはとうとう大型の母艦となったようである。
 一昨年あたりまでの彼らは、

「BTS? アジアでは少しばかり知られてるようだけど、アメリカじゃあんまり聞いたことないね。人気がものすごいって騒いでるのはしょせん一部だよ。アメリカは自由の国だ。アジアの人間がやってきて彼らを持ち上げるのは一向に構わない。しかし悪いが俺はあなたによって彼らを初めて知ったよ。明日になったら忘れてるだろうけどね。ユーチューブの再生回数? あれだっていくらでも水増しできるんだろ?」 
 といった程度の存在だった。世界のどこかでたまに海面に顔出してる潜水艦くらいのイメージに過ぎなかっただろう。

 しかし、昨年初頭にビルボードの音楽祭に“ソーシャル50”で表彰されるボーイズグループとして登場してから、BTSの世間的認知度は
急激に上昇した。
 SNSの世界でBTSが多くのフォロワーを抱える人気グループなのだと広く知らされた。しかもフォロワーたちは音楽祭の会場に登場して存在感をアピールした。会場を包んだ興奮とどよめきは異様な雰囲気を生み出した。それは新タイプのアイドルの出現を知らせるものだった。
 思えばあれが世界の音楽ステージに向かう新鋭母艦、BTSの進水式(お披露目)みたいなものだったかもしれない。



<script type="text/javascript" src="//translate.google.com/translate_a/element.js?cb=googleTranslateElementInit"></script> google-site-verification: google3493cdb2db9ede

コメント一覧

諫早
 あえて触れなかった不足部分をきちんと補足していただきました。自分の舌足らずな文章読んだ人も、これでMVの全体像を掌握してくれたかと思います。

 映像は婉曲で軟弱でも、歌詞の方は音楽のテーマに沿ってストレートなようですね。ラジオで聴く人にとって、内容はよこにずれずに伝わるってことでしょうか。まあ、アメリカにおいて足を踏まれて痛い思いをしている人たちにはツーカーで伝わる内容でしょうが…。

 画竜点睛を欠く、というか、MVの方はそれだけ腐心して作ってるのが窺えます。暗喩に頼らずたった数秒、白人警官が銃で黒人を銃撃するシーンを挿入するだけで全体に血も行き渡って明白な感じですが、映像は波及力が強いし、今のアメリカでそのシーンをちょっと入れるのも困難なのかもしれませんね…?
名無し
製作者は視聴者に「自分で考えて欲しい」と製作意図を明らかにしていません。
しかしネットの色々な解説を読むと白人至上主義者による黒人への暴力が主なテーマである事が分かります。
映像で白人至上主義者にゴスペル隊が7人射殺された事件をモチーフにしたり、
スマホを持ってた黒人の若者が「スマホが銃に見えた」という理由で警官に射殺された事件を歌詞に盛り込んでいますから。
もちろんそれだけでなく、諫早さんがおっしゃった深刻な事態と軽佻浮薄な流行ダンスに浮かれる黒人の若者の対比。
ダンスはKpopとは関係なく、むしろKpopが輸入してるくらい黒人の間では今ダンスブームで新しいのが次々生み出されてる。
お金と支持者の為に銃規制しない政治家。
映像に出てくるような20~30年前の車に乗り続ける貧困層。
黒人はお金を貯めとかないと白人に買われるよ!という祖母の忠告。
この国では何やったって罪にならない人間がいるという嘆き。

大雑把に言うとこんな感じです。
諫早
 自パソコンがユーチューブに入ったらトップ画面はK-POPの音楽だらけになる。ですが、会社のパソコンで入るとTWICEやBTSと並んでこの「This is America」が出てくる。どういうわけか決まってBTSの「FAKE LOVE 」の横、視聴回数を見てびっくり仰天でした。ひと月で2億4000万…「FAKE LOVE 」のはるか上を行ってますから。
 自分の感覚でいくと、凝ったつくりで衝撃的で面白い内容ですが、なぜか何回も視聴したいとは思わない。切り口がどこか変だから進んでリピートしたい気にならない。

 これってロックやパフォーマンスの乏しい音楽、つまりダンスの入らない音楽だとこうはいかない。ダンス混じりの音楽だからこそ描きだせる世界でしょうね。
 ですのでダンス音楽でテーマに切り込んだのはいいのですが…。
 ある意味、BTSのステージなど見て出てきたメッセージソングのように思えてきます。あるいは逆にダンス音楽(他の音楽も含め)を浮かれたものとして風刺してるようにも見えてくる。今のアメリカはこんなダンスなどやって浮かれている場合か、アメリカにはアメリカの音楽があるぞ、みたいな…。
 かんぐり過ぎかもしれませんが、ダンス主体のK-POPのアメリカ進撃に苦々しさを覚えて生まれてきた気もしないでもない…?
 むしろ、ダンスに夢中で打ち込んでる一人が行き場を持たない無頼漢に撃たれる方が今のアメリカの現状をよりリアルに映し出すと思いますが…しかし、ここではダンスをリードする人が無抵抗の人を銃撃してる。
 この意味をどうとらえるべきなのか…。
 黒人の暴動を伝えようとする内容ではありませんしね…自ら悪役となるなど表現がまともではない。どうにも屈折してる。ひょっとして、今のアメリカではブロードウェイを目指すような人たちの心まで荒んで来てるのか…そう思えてもきます。だとすれば、キング牧師の頃よりアメリカの病んだ現実は悲惨で深刻ということになりますが…。

 もしもBTSを風刺して出て来てる音楽なら、BTSはアメリカの音楽をダメにするため、上陸してきたのでないのを音楽を通じて堂々と主張しなければならないようです。K-POP人気がさらに上がれば、このスタイルをなぞった風刺音楽はこれからどんどん出てくるでしょうから。

 K-POPがアメリカでそこまで影響力持ったとは思えないから、やっぱりかんぐり過ぎなのかな?(苦笑)

 ただ、一般のPCではユーチューブで音楽のカテゴリーに入れば、「FAKE LOVE 」と「This is America」が近い場所に並んで出てくるのは間違いないと思われます。
名無し
This is Americaという今話題のMVを視聴しました。
アメリカの黒人問題を扱った衝撃作で、そこに描かれる享楽的なダンスと凄惨な殺人の対比は部外者に口を差し挟むことを躊躇わせます。

こうした作品が登場する「病める(表現の自由という意味では健全な)アメリカ」にBTSがノコノコ出かけて行く意味について考えると、
彼らの健全なメンタリティをアメリカは今求めているのでは?と指摘する韓国の記事が的を射てるように思えます。
今、アメリカの若者がロールモデルとする芸能人が余りにも不健全であると嘆く大人たち。
確かに若くしてセレブになった彼らのニュースは派手な異性関係、口喧嘩、奢侈、麻薬、タトゥーで彩られてます。
それに比してBTSは安心して子供に見せられるとアメリカの親御さんに評価されてる。
「僕たちが今女性と付き合ったら大変な事になりますよ!そんな気持ちの時はみんなで漢江を眺めて我慢します!」
とエレンの部屋で答えてましたが、その強迫観念の是非はともかく彼らの禁欲主義はキリスト教を信奉する保守層にも受け入れられやすい。
右の頬も左の頬もパンパンに腫らした人達しかいないアメリカでマイクドロップ程度はアーティストとして最低限の通過儀礼と言える。

BTSの今時ここまでの生硬さはアメリカで「お子ちゃま向け」とされる懸念もありますが、
その志向する部分はThis is Americaより余程良い。
ああいう静かな怒りは、しかし、実際の暴力につながる絶望と表裏一体ですから。
幼稚と言われようがバカと言われようがポジティブなメッセージを発信し続けた方が良いと思います。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「防弾少年団」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事