雨の記号(rain symbol)

異形の無限連鎖

 地球上は人類が繁栄し、人口の増加が生存そのものに大きな問題を投げかけてきている。なぜ問題かはいろいろ理由が並ぶが、その一は何といっても食料問題であろう。
 今後、人類は食べられる草や動物はほとんど食していくことになるだろうが、とりあえず、今のところはそこに歯止めをかけている。田畑を耕し、牧場を広げ、稲や野菜、家畜を増産することでまかなっていこうとしているからである。
 しかし、それらは人口増に対応するための促成、大量生産方式だから、いろいろ問題を起こし始めている。牛や豚、鶏などに起こってきている病気は、そういう急増のシステムから生成してきたことは明らかだ。稲や野菜も手法的には同じやり方であろう。目標とする野菜を活かすために、他の植物を取り除いていくからである。
 こういうある種の合理主義は、他の業界をも蝕み出したようだ。
「白い恋人」というお菓子は、お土産でもらって食べたことがあるが、けっこう人気のある菓子であったらしい。この菓子、賞味期限の切れたものをまだ大丈夫ということで包装しなおして市場に再び出していたらしい。
本来は素朴そのものの食品が、異形の無限連鎖を始めてきたように僕には思える。
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