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藤井棋聖VS丸山九段戦から
第33期竜王戦決勝トーナメント
藤井棋聖の将棋はほんとに面白い。この日の丸山九段戦は双方にタイトル戦をやってるような迫力を感じた。
藤井棋聖にとって今年三冠の行方を決定する重要な対局。駆けつけた報道陣は相当の数だったろうし、両者も相応の気合を持ってこの対局に臨んだはずである。
第一局は千日手になり、指し直しとなった。第二局も双方が悪手らしい悪手を指さない激戦となり、両者がわずかのポイントを取ったり取られたりの我慢比べの戦いとなった。
互角の戦いが続く中、両者の持ち時間はどんどん差ができていってしまった。
先の見えない中盤の段階で藤井棋聖は1分将棋に追い込まれてしまった。
指し直しとなった段階で藤井棋聖の持ち時間は1時間半しかなかった。一方、丸山九段は4時間以上の持ち時間を残していた。
ほぼ5分の戦いで局面打開を図るより、持ち時間を多く消費している藤井棋聖ともう一局指した方がよいと考えたなら、それはよい決断だったようである。第一局を千日手としないで指し続けていたなら、ほとんど連敗しない藤井棋聖は勝っていた可能性が高いからだ。だったなら、の話ではあるが…。
しかしこの日の丸山将棋は藤井棋聖を自分の土俵に引っ張り込み冴え渡っていたのも確かだ。特に後手番となった第二局では、一手損角換わりを採用し、慣れた戦型のせいか、一手一手が水を得た魚のようで藤井棋聖の攻めを交わし続けた。どんなに変化した局面でも丸山九段にとっては見慣れた局面だったのかもしれない。
一手指し合うごとに攻めの構想が変化する中盤の難所で、持ち時間をなくした藤井棋聖は苦しい戦いを強いられた。
解説で登場した三枚堂七段は「どっちを指して持ちたいか?」と問われた時、多少有利の局面でも、1分将棋に陥っている藤井棋聖の番を持って指す気にはならない、と幾度か口にしていた。
秒読みの接近戦を余儀なくされ続けた藤井棋聖はその戦いに我慢できなくなったのだと思う。”焦眉の急”が身近にあるのに受けるには適さない駒(角)を自陣から(2三地点)目掛けて打ち据えたのは、我慢に耐えられなくなったのかもしれない。
この手に動じず自陣に目をくれず、接近戦で先手玉の攻略を目指した丸山九段はさすがだった。
自分も藤井棋聖がいつ2三角成りを実行するのかばかりを気にしていた。角を成っていった時、これで勝つのかと思った。
しかし、AIの数値は先手の劣勢を表示した。
藤井棋聖の2三角成りは続いている玉頭付近の接近戦で手負けすると読んでの切り込みだったのだろうか?
AIの数値はほぼ五分を示していた。藤井棋聖が6七に角を打ち据えるまでは…。
藤井棋聖が30分も時間を余していたらこの手は打たなかったのかもしれない。
もっといい手を指して勝利してた気がする。
秒読みに追われた痛手の敗戦で藤井棋聖の成長はさらに早まるかもしれない。
藤井棋聖と一緒に戦った疲労を覚えながらそう思った。自分さえ少し強くなった気がしたほどだから。
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