雨の記号(rain symbol)

「少女時代」へのインタビューから（テヨン編）

2013-01-10 05:30:18

「少女時代」へのインタビューから（テヨン編）

From an interview with “Girls’ Generation” (Taeyeon edition)

テヨン「よい配偶者に出会えば結婚しての活動も可能」

２０１３年の初日から韓流ファンの耳目が少女時代に集まった。トップ級韓流スターの少女時代（テヨン、ティファニー、ジェシカ、ユリ、スヨン、サニー、ヒョヨン、ソヒョン、ユナ）が１年２か月ぶりのアルバムとなる４集「ＩＧｏｔａＢｏｙ」を発表したからだ。少女時代はデビュー曲「また巡り逢えた世界」から「Ｇｅｅ」「Ｒｕｎ　Ｄｅｖｉｌ　Ｒｕｎ」「Ｔｈｅ　Ｂｏｙｓ」まで、発表したすべての曲をヒットさせている。成功を越えて歌謡界の地殻変動を予告するのに十分だった。

しかし蓋を開けてみると、反応は以前のアルバムと全く違った。「実験的だ。大衆を満足させるのは難しい」という評価から「Ｋ－ＰＯＰのレベルを一段階進歩させたアルバム」という海外メディアの絶賛も出てきた。分かれる評価はファンの間でも同じだった。少女時代が難なく成功できる道から“脱線”した理由は何か。“ヒップホップガール”に変身して帰ってきた少女時代に理由を尋ねた。

★テヨン

略歴→生年月日：1989年3月9日　韓国全羅北道全州市

本名：キム・テヨン & 身長：158cm、血液型：O型

メンバー内ポジション　メインボーカル（ソロ歌手・ラジオDJ）

学歴：全州芸術高等学校放送文化芸術科卒業

[受賞]

2008年第23回ゴールデンディスク賞人気賞

ソロ活動→テヨンのミュージカル出演

2010年5月7日から5月29日まで、ミュージカル『タイヨウのうた』がソウルのセゾン文化会館Mシアターで公演され、テヨンはヒロイン役にキャスティングされた。

日本では2006年にドラマで沢尻エリカ、映画ではＹＵＩが主演し、大きな話題になった。テヨンは難病と闘う主人公をこのステージで演じた。

2012年8月30日

テレビドラマ『The King 2 Hearts』のOST曲「狂おしいほど会いたい」が「ソウルドラマアワード2012」で韓流ドラマ部門主題歌賞を受賞。

★ －－新しいアルバムを発表した。

「１年２カ月ぶりに出した。団体の活動は本当に久しぶりだ。いつよりも楽しく活動しようと努力している。ファンが長い間待っていただけに、少し新しい姿を見せようとタイトル曲を挑戦的な曲にした。収録曲もおもしろい曲が多い」（テヨン）

★－－ガールズグループの中でも結婚する人（Ｗｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓのソネ）が出てきた。

「良い配偶者に会えば私たちも可能だと思う。メンバーの中でも、愛する人に出会って結婚を決心すれば賛成するだろう。しかしいろいろと手続きを踏まなければいけない。良い配偶者かどうか、私たち（メンバー）の細かなチェックが入る」（テヨン）

★－－振り付けが非常にパワフルだ。

「あまりにも大変なので、ヒョヨン一人にさせようという声も出てきた。最初は１回すれば、２０分ほど休憩が必要だった。一曲を休まずにすれば、マラソンをしたように全身の筋肉が疲れた。ペース調整が重要だ。ハイライトはリフレインで帽子を投げて始まる。ファンがコブラ踊りという名前もつけてくれた。私たちが少女時代という自負心がなければできないダンスだった」（テヨン）

（4ndアルバム「I GOT A BOY」インタビューから）

　言葉の端々でこのアルバムに対するテヨンの自信と意気込みがよく伝わってくる。

「あまりにも大変なので、ヒョヨン一人にさせようという声も出てきた――」

　真面目な語り口で、これがジョークにもなっているのがいかにもテヨンらしい。ヒョヨンとは一緒の場面は意外と少ないが気持ちはしっかりつながり合っているようである。

　結婚してもメンバーの一員として活動していけるかどうかは、制約の多い女性にとって難しい問題だ。彼女はこの問題に対しても目をそむけず素直に自分の考えを打ち出している。リーダーとして一時は揺らいだ時期のあったテヨンだが、出る時は出て控える時は控える。今はこの立場がすっかり板についてきた感じである。

　アルバムの表題となった「I GOT A BOY」は、テヨンが答えている通り、ハードな動きを要求されるダンス曲だが、（コブラ踊り）では彼女の頑張りと魅力が断然光っている。

　メンバーらは湿布を張ったりして大変なようだが、彼女らの自負心がここをクリアしてきたということだ。

　この曲をファンは好感触で迎え、人気はヒートアップし続けている。