HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

スケールを上手に弾く練習

2010年05月08日 | レッスン日記(小中高生)
Y子ちゃん(小5):
「ティコティコ」山場の、Aメジャーの部分が ひととおり練習できました。
この部分の最後、細かいスケールで駆け上がるところに来ると、それまで弾けていたスピード感がガクンと落ちて、音を探したりつまったり、という状態になってしまいます。
確かにここは、シャープと普通の音がひんぱんに交錯し、指使いも難しいので、たくさん練習しなければいけません。
といって、ただやみくもに繰り返すのは 利口な方法ではありません。
16分音符が4つ一組で、「けた」というひと連なりの横線でまとめられています。
この「けた」単位で 自分の手が一番自然に動きやすいフォームを模索し、見つかったら それが身体で覚えられるまで、何度も繰り返し練習します。
ひとつの「けた」がマスターできたら、次の「けた」へ。
そしてその「けた」もできたら、今度はさっきの「けた」と2つ続けて、なめらかに弾けるか試してみましょう・・・

こうして、少しずつ少しずつ、「滑らかに弾ける」部分を作っては繋げていくのです。
そしてその「なめらかさ」は、無理に力で弾くのではなく、あくまでも「自然に」手首や腕が動いていく、その動きに乗って弾くものでなければいけません。
これをマスターすると、あなたも、驚くほど早く正確に、細かいパッセージが弾けるようになりますよ。
Y子ちゃんも、今日は、こうやって1つずつ、一緒に練習してみたら、あっというほど上手なスケールが弾けるようになりましたよ!
最後に、「ティコティコ」の一番最後のキメを先生が考え、それをY子ちゃんに伝授して、「ティコティコ」は ひとまずアレンジができあがりました。
さあ、あとは、これをかっこよく弾き込んでいくだけだ!