Mちゃん(小5):
発表会が済んで、そのあとのレッスン1番乗りです。
「この間はお疲れさまー」と迎えます。
満足感いっぱいの顔で教室に入ってきたMちゃん。
ソロ曲「エリーゼのために」も、思い入れいっぱいで弾いた合奏「美女と野獣」も、最高の出来栄えでした。
新入の小さい後輩たちのために伴奏役を務めた「オキ・トゥキ・ウンガ(おふねにのって)」、「スヌーピーのハッピーダンス」も完璧な出来で、小さい子たちもみんな上手に弾けました。
「よかったね、全部最高だったね」
「はい!」
さあ、今日からはまた、通常のレッスンです。
「アルフレッド・ピアノライブラリー」から「サーカスマーチ」。これは半音階進行の練習です。
メロディーがけっこうややこしいので、次回はメロディーと伴奏と、部分的には別々でもよし、ということにしました。
「バーナム」は7thコードのアルペジオ(側転運動)の課題です。
16分音符の連続なので、Mちゃんは楽譜を見ただけで「うわー、難しい!」と恐れをなしています。
でも。
「よーく楽譜見てごらんよ。この最初の左手、この音は何なの?」
「えーと・・・レ、ファ♯、ラ、と・・・」
「そこまでで何のコード?」
Mちゃんはピアノで和音を弾いて見ます。
「D。」
「そう、Dだね。Dに、もう一つ音がついてるね。これをつけると?」
「レ、ファ♯、ラ、ド、だから・・・D7(ディーセブン)?!」
「そう。D7を分解して弾いてるだけでしょ?」
「あ、なーんだ。簡単だった」
MちゃんはアッサリとD7のアルペジオを弾き、続きの小節もG7、C7、とたちどころにコード分析して、簡単に課題を弾くことができたので、これを流れるようにかっこよく仕上げてきて、という宿題になりました。
Mちゃん、発表会のためにいっしょうけんめい練習した「美女と野獣」のキーボード伴奏のおかげで、コード奏がずいぶん堪能になったと思います。
コード分析ができるとクラシック曲を弾くのにも大変強みになるので、今後もますますコードを使いこなしていってもらいたいです。
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