まだ小学校に入る前の小さい生徒と、時々「即興セッション」をやって遊びます。
レッスンの中で「ねえ、好きに弾くの、やろうよ🎵」
と、生徒と先生どちらかともなく誘い、
「うん、やろうやろう🎵」
となったら、たちまち即興セッションのはじまりです。
生徒が鍵盤を自由に(めちゃくちゃに)弾くのに合わせ、先生が即興で伴奏をつけていく。
手の動くまま、気の向くまま、生徒の個性や、その時の気分なんかで、流れ出す音楽は色さまざま。
時には行進曲風であったり、ガムラン風であったり、フランス近代音楽風であったり、躍動的であったり、繊細であったり、驚くほど色彩豊かで魅力に溢れた音楽がいっぱいに広がります。
ひとしきりセッションを繰り広げたあと、阿吽(あうん)の呼吸で パッとエンディングを決める。
「あー、楽しかったねー」
「いい曲できたねー」
「またやろうね!」
と終わっていくのですが、この「いたずら弾きセッション」、小さい子どもだけじゃなく、大人の方とだってやってみたらいいんじゃないの?!と思いつきました。
それは、友人が新しく出版した本を読んだのがきっかけです。
著者である彼女はアートセラピー(芸術療法)の専門家です。
この本では、主にクレヨンを使いグルグルと色を塗ったり意味のない線を描いたり、という「いたずら描き」によって、心身が解放されて元気になっていく、その過程と方法、効果などについて語られています。
読んでとても共感すると同時に、いつも私がピアノでやってる「いたずら弾き」と 彼女がやってる「いたずら描き」、似てる…というか、根底は同じじゃないのかな、と思ったのです。
彼女のワークショップに参加してるのは、多分大人の人たちだと思うので、それなら私がやってるピアノのいたずら弾きも、小さい子どもだけじゃなく大人の人にも有益に違いない、と思いました。
でもどうなんだろう…
無邪気、無垢な幼い子どもと違って、大人の人はいろんな知識があるし、「きちんとすること」「正しくやること」が体に染み付いている。
おかしなことをやったら恥ずかしい、とかの気持ちもあるだろうし、正直に素直に、弾けるかなあ…
そんな一抹の不安も抱きながら、ちょうどレッスン日であったアニーさんに「いたずら弾きセッション」の実験を申し込んだのでした。、
さあ、どうなるかな?
それは次の記事で… to be continued…
HP HIBARIピアノ教室
Facebook Hibari Music Lesson
Youtube HIBARI PIANO CLASS