HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

何度も弾くのは「上手だから」!🎵

2022年05月23日 | レッスン日記(小中高生)
子どもたちが、進んで何度も繰り返し弾くとき。
それは「この曲、上手だから」。
これが鉄則です。

あら?「ヘタだから」何度も弾かなきゃ、じゃないの?
仕上がってマルをもらった上手な曲はもういいから、新しく始まった「ヘタな曲」こそ何度も弾いて練習しなきゃ。
と大人は思いますが、でもね。

「ヘタな曲」を練習するのはしんどい。
苦労しながらヘタな曲を繰り返し弾くより、すでに弾けてる「上手な曲」を弾く方が楽しいに決まってる。
大人の人だってそうだと思いますよ?

ただ、大人は「それじゃダメだ」と思う理性があるので、しんどい練習もするし、嫌いなオカズも食べる。
苦い薬も飲む。

小さいみなさんはとても正直なので、楽しい「上手な曲」最優先、ということになるんですよね。
でも、上手なレパートリーを何度も弾くってことは、その曲がより上手に、洗練された演奏になるし、表現力やリズム感も上がるし、いいことだらけ。

少しずつ難しくなる練習課題を、苦労して克服するのはもちろんとてもとても大切。
だけど、その一方で、すぐに弾けるレパートリーを何度も楽しむのって、実はこれこそが、音楽の真髄なんじゃないかなぁ。

そんなわけで、ヒバリ教室では「上手だから弾こう!」「上手な曲、弾いてみて!」「上手だから先生も一緒に弾こうっと」みたいなことが多くなります。

ふと思い出すと、みんなが行ってる小学校や中学校で、合唱の伴奏者や指揮者、音楽委員や代表、など見たら、ヒバリ教室の子がやってることがとても多い。
ピアノを習ってる子は他にもたくさんいるはずなのに、ヒバリメンバーが登場してるってことは、ウチの生徒たちは、自然に日常で音楽を「生きたもの」として楽しんでるってことなのかなー、と思います。
ヒバリ先生としては、とても嬉しいです。
それでこそ自由な「音楽人」だと思うから。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿