
朝飛び起きて、ご飯の支度。いつもはリハビリを兼ねて、食器洗いは僕、拭いて片付けるのはお袋って分担してるんだけど、朝一番にお墓参りに行こうと思ってね。全部僕がやって、お袋は着替え。用意を済ませてすぐ飛んでいく

花を買ってなかったので、24時間営業の西友へ。あと、若干の買い物を。
それですぐ霊園へ。この天気



お袋は左手が使えないから、傘は僕が持って、ゆっくり登ってく。やっぱねぇ、転倒は怖い。谷啓さんの例を見るまでもなく、命にかかわるのはもちろん、寝たきりになる可能性だってある。でも、墓参りは、本人も行きたがってたしさ。多少無理はしても、ね。
ちょっと厚労省の統計を調べてみる(平成18年)。家庭内の不慮の事故死は年間12、152人で、交通事故死の1.62倍(※一般にニュース報道される交通事故死は24時間以内の警察庁統計で、厚労省統計は一年以内の死亡統計。当然厚労省の数値の方が多くなる)、転倒死は2、260人で、うち、65歳以上が1、705人

ちなみに不慮の窒息死は65歳以上で3、075人だ。

やっぱ、他人事じゃないんだよ。これだけの数字を見るとね。あと浴槽での事故。ま、今は、ヘルパーさんや、デイサービスにお世話になってるからいいけど、自力で入れるようになったら・・・って考えると、3、205人(同)って数には、唖然とする

もう、高齢者の周辺は危険の塊。だから、息が抜けないんだよ。身体が不自由な時より、自分の力を“過信”した時が危険

だからってさ、四六時中世話してるわけにはいかない。適切な距離を取りつつ、緊張感を切らせないってところね。“ピンピンコロリ”なんてさ、そう簡単に出来るもんじゃないんだよ。

ま、その話はそこまで。無事帰ってきて、業者さんからステンレス製の浴槽台の納品を受ける。あと、工事の見積もり、支払方法の確認。午後、ヘルパーさんが来て、そのことについて打ち合わせ、帰った後にヘルパーさんをお願いしてる事業所の責任者の人と電話で再度確認。
正直、入浴の介助はこのままずっと続けて貰えないかなぁ・・・って思う。入浴時の不慮の事故が起きた時なんて、対処出来ないからさ。もちろん、“尊厳”って面では、自分で入りたいと思うだろうけど。ううん、痛し痒しだ・・・
※警察庁発表の平成20年度の交通事故死亡者は、5、155人、厚生労働省は7,499人。
