三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

もしも逢えたとして。

2017年12月18日 | つれづれ
東京事変の「スーパースター」という曲が好きだ。



椎名林檎にとっての"スーパースター"はイチローだそうですが、
私にも"スーパースター"がいるので
この歌詞は
すごおおおおおおおく(すごく)[これは村上春樹『遠い太鼓』に出てくる言い回し]
分かる。


私はあなたの強く光る眼(まなこ)思い出すけれど
もしも逢えたとして喜べないよ
か弱い今日の私では
これでは未だ厭だ



そう。単純に逢えたらうれしい、とかじゃない。
こんな自分では逢いたくない。みたいな。


私はあなたの孤独に立つ意志を思い出す度に
泪を堪えて震えているよ
拙い今日の私でも


明日はあなたを燃やす炎に向き合うこころが欲しいよ
もしも逢えたときは誇れるように
テレビのなかのあなた
私のスーパースター



誇れる自分なんて、まるでない。
本当は、自分でも好きになれない自分に
自信なんて欠片もない。

私のスーパースターは
テレビの中ではなく
舞台の上にいます。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 事始め。 | トップ | お姫さま。 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

つれづれ」カテゴリの最新記事