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日々の移ろい

病めるときも 健やかな時も

庭のイチゴの枯れ葉を取り除いていた際、

長く同じ姿勢でいたからか?

作業を終えた頃から

あかん! と、言い出し、


ぎっくり腰で土曜から唸っている 夫。

今日、私は

お昼ごはんをテーブルに用意してから、

仕事 と称して 職場へ。

姑用には、大好きな助六(お粥でなくても、お寿司なら好きだから食べるんですって)
を、姑の部屋へ運んでおいて。


さて、
帰宅したら、

痛い痛い と、強張った表情の夫。

痛めて まだ四日目。
いつも 1週間ほど経過すると 快方に向かう。あと少しの辛抱と思うんだけど。



11年前、肺がんの手術をし、

退院して 夫(当時60歳)は
一番軽めの経口薬の抗がん剤を一年間服用していた。
術後の傷口の痛みと
抗がん剤の副作用の対処にと、

長ーくしかめっ面を見続け

まだ、フルタイムで働いていた当時の私は、

仕事と称して 苦しそうな夫から逃げられる、
あー仕事をしていて良かった!

と、思った。


時間経過と共に 良くなるぎっくり腰でさえ、

こんなに 辛そうな表情の夫に、

少しは、周り(私)に気を遣い

大したことないさ!

位の配慮を見せてくれても良いのに、、と思うんだけどな。


これから、母と姑を看取り、

いつか 夫の介護となった時、

また このしかめっ面を相手に ストレスを溜めるのだろうか?

それとも その頃には私も人間が出来てきて、

どんな夫にも、
観音様の微笑み で、

対応出来るようになるのかな?

大病ではないからこそ
こんな悠長な不満が 出てくるのよね。


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