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皆さん、自分の骨格は正しく動けているでしょうか?
これがなかなかできている人はいません。子供の頃からの癖と言うか、無意識のうちに一定方向の動きを好んでしまいます。そのためその癖が重なると骨格の崩れが強くなっていきます。その強さの度合いは人によって異なりますが、癖がない人がいないように骨格の崩れがない人はなかなかいません。
癖って人によりますが、長い経過でどんどん強くなります。例えばがに股の人はどんどんがに股に、内股の人はどんどん内股になっていきます。子供の頃のがに股より、大人のがに股の方がはっきりしていますよね。癖は年齢とともに積み重なってくるのです。そのような身体の使い方をしてしまう癖が年齢とともにどんどん骨格変化を助長していきます。少しずつ変化で他の骨格とバランスを取って変化するため相当量変化するまで痛みを感じることがないのです。
分かりやすい骨格変化の代表として外反母趾を挙げてみます。外反母趾とは上記のように足の親指が付け根から小趾方向に捻れて曲がってしまう病態を言います。実は私も少しあります。まだまだ走り方がダメなので😓。皆さん、外反母趾があっても痛くないからといってほっといてませんか?知らず知らずのうちに徐々に進行していないでしょうか?なかなか治すのも難しいですが、歩くのは毎日する訳ですから外反母趾になる動きをしているという事は、他の病態の原因にも繋がっていきます。
本来足の重心の圧センサーはおおよそ上記のようについていきます。このつき方がヒントになります。外反母趾の人のつき方には特徴があります。これが分かるとそういうつき方している所から正しいつき方をしていけるように逆算した動きを指導していけば良いという事です。
簡単に言いましたがそれが難しいのはあります。悪くなるのにそれなりの年月をかけて来たのですぐに戻る訳ではありませんし、要素はひとつだけではありませんので、他の骨格の崩れも考えて個々人にあわせて治していかないといけません。ですが少しずつでも良くなるなら頑張ってみるのが良いのではないでしょうか?
たかが外反母趾と思わずに少しでも興味を持っていただければ幸いです。
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