流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

みんな大好きドラえもん を語る

2006-11-30 13:41:18 | ■シンエイ動画
●『ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!』



原恵一監督作品。ドラミちゃんたちが恐竜と友達になる話。
ドラえもん関係は恐竜出すの大好きですね。この作品ではティラノサウルスがマイアサウラを襲うとこ血だしたりしててすげぇと思いました。結構ショッキングなシーンです。全編でそんな臨場感のあるシーンが多く楽しめると思います。マイスケとの別れのシーンなども割と痛いしい感じがしますが、ラストで最初に出てきた青い鳥を出して、その後のマイスケたちに結び付けている所はよかったです。

●『ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!?』


作画監督:高倉佳彦
原画:林静香 佐々木正勝 原勝徳 末吉裕一郎 千葉ゆみ 大久保修 増谷三郎 斉藤弘行
動画:山田珠美 石野清人 佐々木智浩 紫田和紀 田口裕美子 米谷英子
ムッシュオニオンプロダクション じゃんぐるじむ 動画工房 スタジオマーク きのプロだクション
アニメ浪漫 プロジェクト4 アニメワールド大阪 スタジオディーン スタジオライブ
アニメアール サムタック プロダクションIG マッドハウス


初代ドラえもんズにしてシリーズ最高傑作だと思います。

米たに監督は少女が好きみたいです(月詠とか好きらしい)。この作品ではキッドが王子様役、ドラミをヒロイン役と置いてるのが新鮮です。まるでドラミが少女コミックの主人公ですよ。そこはやっぱ監督の特色ですね。美術品にされたロボット学校の生徒や怪談まじりの暴走ロボットたちなどホラーな部分を残しつつもバラエティに含んでいるキャラも魅力的です。特にパイプオルガンロボットとか跳び箱ロボットが合体して巨大ロボットになるとか、米たに監督らしいのも魅力。ラストの友情パワー炸裂のシーンもキッドのカッコ良さと相成ってかなり良いシーンです。ストーリー構成30分弱の中に初メインのドラえもんズの魅力がぎっしり詰まっておりキャラものとしてかなりうまい。各キャラの釈ち味をうまく引き出してます。キャラが国際的なのもそれに一役かってますね。
作画も良いです。キッド到着後に出てくる掃除機ロボットのところで、扉や橋を吸い込んでいくあたりはパズルのようにものが飲み込まれていくので面白いです。ここから理科室に移動するまでは青いストローハットでもブロック作画などが見られたんでそこから推測するに佐々木正勝さんパートでしょうか?その他にも背動が多く使われていたりして見所が多いです。ラストの一撃の所などは枚数使ってそうな感じ。短編なのに動画で大手の名前が多々見られます。気合入れてたのかな。

『ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!』&『ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!?』は同じDVDに収録されているのでお得です。一見の価値はあるかと。
●『ドラミ&ドラえもんズ 宇宙ランド旗僉・髪』

監督、脚本が変わって監督は錦織縛さん、脚本は池田眞美子さん。
今までと比べるとだいぶ印象が違います。ドラえもんズの友情パワーなどは抑え気味で、
あまりキャラを見せるような演出ではなく、あくまで舞台となっている所を見せられているだけで、
ドラえもんズである必要性というか、ドラえもんズの持ち味を活かしきれていない感じ。
ドラミが『ロボット学校七不思議』で友情カードを使えたのは、乙女の涙の賜物だと思っていただけに、
普通に友情カードを使うドラミが恨めしい。ドラえもんの立場がないじゃない。
そういう所のフォロー?も七不思議でやっていただけに物足りなかった。
電磁ハンマー?とか狙ってやってるんでしょうか?

●『ザ★ドラえもんズ ゴー・!ゴー・!ゴー・!』


監督:やすみ哲夫  作画監督:高倉佳彦  原画:佐々木正勝 高倉佳彦
5分間のみの短編で声音なし。内容はドラえもんズである必要性など微塵も感じない。
友情パワーも炸裂しない、というかドラえもんがいない。
ドラメット三世が泳いでいるなどぶっ飛んだ一面もあるので、許容できない人が多いのも納得。
2人原画なので、作画目的で見れる人は少しは楽しめると思います。エフェクトが入るようなとこが佐々木さんで、他が高倉さんなのかな?水が噴出してシンクロしてるあたりはエフェクトが違うので高倉さん?

●『ぼくの生まれた日』

渡辺歩監督作品。渡辺ドラえもんの魅力は脚本は勿論ですが、渡辺監督自身が作画監督もしているので、そこが大きな魅力になってるんだと思います。両親がのび太の名前を反芻してるところからのび太に対する愛情などが伝わってきます。のび太の家の話をドラえもんが繋ぐ役割を果たすわけですが、最後にのび太がドラえもんに手を伸ばすシーンでドラえもんも家族の一員なんだと感じさせてくれるところがとても綺麗な演出でよかったです。

●『がんばれ!ジャイアン!!』

これも渡辺監督作品。いい話なんですが、結局のび太とドラえもんが力添えしているので、ジャイアンの男気が下がってしまっているような印象。監督はドラえもんとのび太を中心にした構成はうまいんだけど、他のキャラの描写を増やそうとしてるようなのは少し物足りない気がする。のび太たちはあまり出さずにジャイアンとジャイ子だけでまとめてしまった方が味が出ていたのではないかなぁ、と思いました。自販機の光に照らされるジャイアンが少し印象的でした。

●『チンプイ エリさま活動大写真』

パンチラがやたら多くてビックリしましたが、コンテ:望月智充で納得。
本郷みつるさんってサクラ大戦のイメージが強かったんですが。

ドラえもんズって面白い を語る

2006-11-25 23:11:46 | ■シンエイ動画
『灰羽連盟』のDVDレンタルが見つからないのが悲しい。やっぱ買うしかないのか?


●『ザ★ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦』

 

初っ端から吹いた。いきなりライナーガオー(新幹線)ですか監督(笑)
モロに直後のガオガイガー引きずってますね。ラストとかガガガっぽいですよ、かなり。
校長とか王ドラのニカニカしか笑い顔とか、『ああ、監督のアニメなんだ』と思えます。
やっぱあこらへんは『笑ゥせぇるすまん』の名残なんだろうか。
テーマもらしい感じです。色々な虫などを出してあたりが特に。
コレが後のまりメラにも活かされてるんですかね~。
米たに監督の作品は、友情とか絆とか、そういうのをメインにした演出が大好きなんですよね。
勇者王ガオガイガーの最終話でそれがよくわかるかな、と。

ヤゴロボの声優さんが田村ゆかりさんだったり、緑川光さんや雪野五月、川上とも子さんなどが脇役で出てました。田村ゆかりさんはこの後『勇者王ガオガイガーFINAL』で光竜、闇竜に抜擢されてますが、この辺は監督の趣味なんでしょうか?田村ゆかりさんの演技の両端が一度に見れる『光竜、闇竜』の役は、役者のイイトコを活かした配役だったのかなぁ、と思ったり。この頃って有名ってわけじゃありませんでしたからね。その繋がりか、同じ7スタアニメのスクライドで当たり役引きましたし。スクライドでの起用は黒田洋介さんが脚本してたOVAサミーとかにちょい役で出てたってのもあると思いますけど。黒田脚本に田村ゆかりさんよく出てるし。


●『ザ☆ドラえもんズ おかしなお菓子なオカシナナ!?』

 

王ドラはかわいいやつです。デレデレな王ドラいいです。声優は林原めぐみです。
米たに監督最後のドラえもんズ作品。この時はドラえもん20周年記念でした。
だからかドラえもんズも結構力が入っている感じ。
作画もそうですが、監督が脚本やってたり作詞やってたり、色々力が入ってます。
王ドラとエルマタドーラがメインなので、これでドラえもんズ全員をメインで回した格好になります。
お菓子作りをメインに、一緒にお菓子を食べる面白さやその時の思い出をうまく演出してて、
良いアニメに仕上がってると思います。敵の妨害がコミカルで、そういった演出を阻害することなく、
全体的に面白かったです。菓子好きとしてもいい感じ(笑)


ザ・ドラえもんズ Wikipedia

この後のドラえもんズは錦織博さんに引き継いだ格好に。
錦織博さんもガオガイガーやってましたねー。今は『天保異聞 妖奇士』の監督ですね。
原案までつとめた『天使になるもんっ』見たいです。


ドラえもんって奴は面白い を語る

2006-11-25 20:40:45 | ■シンエイ動画
●『アララ 少年山賊団!』
原恵一監督のアニメ。ドラミちゃんが戦国時代ののび太の先祖を尋ねていく話です。
スネ丸の心境の変化などは見てて面白かった。作画も程よい感じ。
原監督のアニメは意識して見た事なんいんですが、
「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」
「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」
はかなり有名ですよね。実は一度も全編通しで見た事ないんですけど。
私が原監督のアニメでよく覚えてるのは『エスパー魔美』かな?
再放送を朝早く起きて見てましたし。原恵一さんの他の仕事はコチラで~。
これからちょこちょこ見て行きますかね~。
最近はシンエイ動画や亜細亜堂のアニメが見たい気分。


●『ドラミちゃん ミニドラSOS』

『・・・狙ってるのか?コイツ』と思ってしまった(笑)
このアニメだとのび太の息子たちなどレアなキャラクターが見れて楽しいです。
ミニドラの小さい道具を上手く使った演出が新鮮でした。ドコでもドアってああなるんだな、って。
作画監督:高倉佳彦
原画:林静香 市川修 東海林真一 林隆文 木上益治 藤田宗克

木上益治さんはちょっと前のシンエイ動画で見かける名前ですね。
作画的に海底の魚のところなどが見所でしょうか?魚が通り過ぎていくところや気泡がよかった。
海面に向かって上がるところも結構独特な感じがしました。ちょっと気になるシーンでした。
木上益治さんは今は京アニ所属ですが、今何やってるんだろう?
kanonでも名前みかけませんし。
木上益治さんについて あんていなふあんていダイアリー
 
今のところ、『青いストローハット』がドラミちゃん映画の中では一番良かったです。
作画面でもそうですが、話も今思えばそこまでは悪くなったし。

あとドラミちゃんの映画2本は水島努さんが制作進行でいました。
水島努作品リストには載ってなかったので意外な収穫。


●『のび太の結婚前夜』
話としては面白いんだけど、しずか父の描写がちょっと不足がちな感があった。
それにしずかちゃんが過去から来たのび太を発見?したときの描写もちょっと微妙。
特に意図しない演出がある反面、入れてほしい場面がもう少しあった。そんな感じ。

●『帰ってきたドラえもん』
コレって確か別ヴァージョンがあるんだよなぁ。ジャイアンが寝ながら町を歩いているのを
のび太が発見するやつ。コレだとジャイアンは普通に夜の散歩をしてることになってる。
現在と未来を桜の木で結んだり、のび太の感情をうまく演出しているのはうまいなぁ、と思う。
あと花びらのカウントダウンとか。実はあの花の花言葉は~、的な演出があったんだろうか?
いや、花言葉とか覚えてないんですが。ただ花を意識した演出は目立っていた気がする。
桜がドラえもんがいなくなった月日を感じさせてくれますし。
それに、言った事が嘘になる道具で桜の花が復活するのはドラえもん帰還と合わせてみると、
ドラえもんが帰ってきたことがとても感動的に見えてくる。
渡辺歩監督の描く『真剣なのび太』が、この作品で一番の見所でしょうね。

『結婚前夜』と『帰ってきた』の渡辺歩監督は新ドラえもんの初映画『のび太の恐竜2006』の監督をなさってます。渡辺歩監督のは泣かせるドラえもんになってるなぁ、という感じがする。次回の映画は若手の寺本幸代さんが監督。作品は『新魔界大冒険 7人の魔法使い』