脚本:待田堂子 絵コンテ・演出:石立太一 作画監督:高橋博行
普段より丁寧な芝居付けにかがみぷっしゅのオリジナルエピソードと気合が入った回だったけど、演出面の方が特に気になったなぁ。特にBパートのかがみ家のやり取り。まずバスの中からですね。どうでもいいですが、バスの中にみゆきさんが乗ってるのは始めて見たような。ゆたかとみなみちゃんも乗ってるのかなぁ、なんて思いつつ見てたけど、その後に光を入れたりして場面を切り替えてきたのには少し驚きました。今回らき☆すたの心情的なシーンの演出の切り替え方が個人的に良かったかな、と思いました。
かがみと姉のやり取りから和解まで持っていくまではそこまでピックアップしなくてもいいかなと思うんですが、最後の家のカットが個人的にいいなぁ、と思いました。京アニの場合、場所や空間の場を演出する場合と言えばいいのか、そういうシーンって窓を通してその中を見せるような構図を持ってくることが多いんですよね。kanon 10話で秋子さんが祐一たちを見送るシーンとかわかりやすいかな?らき☆すたで言えばこの間の15話のラストとかちょっと違うけど14話冒頭のの車のとこも似てるかも。そうした空間の演出を三好さんを中心に割りと使いたがるところだと思うんですが、今回の石立さんは『柊家の団欒』を『家』とかけてきたのがここにしては珍しい演出だったんじゃないかなぁと目を引きました。
あと石立さんがよくやる星飛ばしや京アニで使われる空を見せつつ、というシーンを決めで使ってこなかったのが、個人的な嗜好を置いて『家』を演出しよう、という気合が伝わってくるようで、また少し京アニが好きになれました。石立さんは演出面でそこまで気にかけてなかったんですが、今回ので個人的に好感度が上がりました。ありがちな演出っていったらそうなるのかもしれませんが、今までの手法が抑えてきたこと、それにキャラクターと風景なんかが画面の中心になる京アニで『場所』というか『建物』の意味を強く見せてきたのってあんまり無い気がするので、個人的その辺を踏まえてよかったな、と思いました。
2クール目は割と心情描写などが増えてくると思うので、京アニの若手演出家さんたちがどういう手でらき☆すたを魅せてくるか対決~なノリで見たら面白いかも、とか思ってみたり。次回は注目回。原作の消化ペース的にこなたの母親のエピソードはこないのかな?絶対ヤマカンコンテ回でやると踏んでたんだけど・・・、まあ、期待してます。
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