まあリハビリ的な感じで。
●魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女
劇場版があることをすっかり忘れていたので、
いきなり降って湧いた楽しみという感じで見てきました。
以下ネタバレ感想。
流石ですお兄様!をキメの一言にする辺り、
制作側も割り切って作ってる作品なのかなという気がする。
主人公が劣等生であるという描き方もしていないし、
高校生活の話というよりは軍に所属している少年の話という感じで、
学園モノという意識を僅かでももっているとその差異に混乱させられる。
学園の人たちも軍人顔負けの戦闘力を持っていたりするし、
もう何が劣等生なのか、何が魔法なのか。
何の神秘性もない軍人の話はやや退屈だったかな。
今回はまた幾度も繰り返されてる少女を救う物語だったけれども、
個人的に見ていて気になったのはその少女に対する向き合い方かな。
光井ほのかを通して描かれるソレが、
かろうじて日常と非日常のバランスに触れていた気がする。
さり気ないアイコンタクトや少女を気にする素振りをロングショットの中でも入れたり、
さげなく描きたいがアニメであるが故にその動きが目立つような格好で描かれていて、
終始目で追ってしまう。
風呂場でのやり取りなんかはそれが極まっていたかな。
所謂戦闘少女とか実験体だとかっていうのは自分には戦いしかないとか、
それが当たり前すぎて周囲との齟齬に気づかないとか、
無駄に馴れ馴れしい周囲に感化されるとかある種パターン化された回答が用意されてるものだけど、
ちょっとまた違ったアプローチがされている気がしたな。
風呂に入ったことのない少女は研究所で消毒液の中に入っていただけだと答える。
周囲はその回答に居た堪れない雰囲気になって伏し目がちになり、
少女の不幸に対して可哀想だなっていう感情しか湧いていなかった。
そういう中でほのかが女の子として綺麗になるための準備をする場所、
と導いてるのが凄く印象的だったんですよね。
やや引き気味の絵なんかを見るとこういう話を本来やる話でないという印象を受けるんだけど、
ただこういうことは伝えておきたい、みたいな矜持が感じられたかな、と。
特に戦闘に参加するでもないキャラクターの見せ場という感じの位置づけなんでしょうが、
職業軍人ばかりのキャラクターの中で違う方向性を示そうとするのはグッときたかな、と。
そして助けられるべき少女は正しくそういった対象として保護されているのが新鮮だったな、と。
少女の成長を通した救いという従来の考え方を捨てていて、
そういう成長とかに救いを求めるのに食傷気味だった自分としては新鮮だったかなーと。
あとはリーナのヘビィメタルバーストのプラズマの辺りのエフェクトの処理が目立っていたようなとか、
チャンバラのシーンはBGMも盛り上がってたし流石に盛り上がるシーンになっていて、
見ていて楽しかったかな。
見ててあまりさすおに出来なかったけど、最後に深雪がさすおにしてくれて良かったな、と。
見終わってから気づいたけど、制作会社も監督も変わっていたのね。
●夜明け告げるルーのうた
面白かったけど、面白さをきちんと相手に伝えづらい作品かなという気がする。
まあ自分が作品の面白さをちゃんと伝えられているかはいつも疑問だけれども。
音楽モノで人魚で湯浅政明監督でという感じで、どういう感じ?みたいな。
最初は見ていて背景とキャラクターの分離具合に違和感があって、
登校シーンで集まってくるキャラクターたちのシーンがやや浮いて見えていたけど、
同ポジで見せられたりしても最初の違和感はなくなっているし、ちょっと不思議な感じがしたな。
楽器の演奏や水でビショビショになった部屋の畳を踏むと水が滲んでくる、
紙を渡すときはクリップ留めしてクリアファイルか何かに入れて渡す、
放送するときはゆっくり間を置いて喋るなど、
日常生活の中で見られる当たり前を当たり前にやっていて凄いなと。
そういう中でみんなでダンスをしたりとか演奏したり泣いたり笑ったりと楽しさがあって、
面白い作品だったなと。
お父さんが燃えてるシーンは見ていて燃えたし、
お爺さんが泣いてるところはこっちも泣いていたり。
傘を作る意味とか。
EDの傘を持った謎生物をきちんと受け止められるというのが凄いというか。
湯浅作品はどれも好きですがもうちょい色々意識して見たいと思ったかな。
あと何回か見たい気持ちがありますが上映してくれてるところが少ないのがネックですね。
●魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女
劇場版があることをすっかり忘れていたので、
いきなり降って湧いた楽しみという感じで見てきました。
以下ネタバレ感想。
流石ですお兄様!をキメの一言にする辺り、
制作側も割り切って作ってる作品なのかなという気がする。
主人公が劣等生であるという描き方もしていないし、
高校生活の話というよりは軍に所属している少年の話という感じで、
学園モノという意識を僅かでももっているとその差異に混乱させられる。
学園の人たちも軍人顔負けの戦闘力を持っていたりするし、
もう何が劣等生なのか、何が魔法なのか。
何の神秘性もない軍人の話はやや退屈だったかな。
今回はまた幾度も繰り返されてる少女を救う物語だったけれども、
個人的に見ていて気になったのはその少女に対する向き合い方かな。
光井ほのかを通して描かれるソレが、
かろうじて日常と非日常のバランスに触れていた気がする。
さり気ないアイコンタクトや少女を気にする素振りをロングショットの中でも入れたり、
さげなく描きたいがアニメであるが故にその動きが目立つような格好で描かれていて、
終始目で追ってしまう。
風呂場でのやり取りなんかはそれが極まっていたかな。
所謂戦闘少女とか実験体だとかっていうのは自分には戦いしかないとか、
それが当たり前すぎて周囲との齟齬に気づかないとか、
無駄に馴れ馴れしい周囲に感化されるとかある種パターン化された回答が用意されてるものだけど、
ちょっとまた違ったアプローチがされている気がしたな。
風呂に入ったことのない少女は研究所で消毒液の中に入っていただけだと答える。
周囲はその回答に居た堪れない雰囲気になって伏し目がちになり、
少女の不幸に対して可哀想だなっていう感情しか湧いていなかった。
そういう中でほのかが女の子として綺麗になるための準備をする場所、
と導いてるのが凄く印象的だったんですよね。
やや引き気味の絵なんかを見るとこういう話を本来やる話でないという印象を受けるんだけど、
ただこういうことは伝えておきたい、みたいな矜持が感じられたかな、と。
特に戦闘に参加するでもないキャラクターの見せ場という感じの位置づけなんでしょうが、
職業軍人ばかりのキャラクターの中で違う方向性を示そうとするのはグッときたかな、と。
そして助けられるべき少女は正しくそういった対象として保護されているのが新鮮だったな、と。
少女の成長を通した救いという従来の考え方を捨てていて、
そういう成長とかに救いを求めるのに食傷気味だった自分としては新鮮だったかなーと。
あとはリーナのヘビィメタルバーストのプラズマの辺りのエフェクトの処理が目立っていたようなとか、
チャンバラのシーンはBGMも盛り上がってたし流石に盛り上がるシーンになっていて、
見ていて楽しかったかな。
見ててあまりさすおに出来なかったけど、最後に深雪がさすおにしてくれて良かったな、と。
見終わってから気づいたけど、制作会社も監督も変わっていたのね。
●夜明け告げるルーのうた
面白かったけど、面白さをきちんと相手に伝えづらい作品かなという気がする。
まあ自分が作品の面白さをちゃんと伝えられているかはいつも疑問だけれども。
音楽モノで人魚で湯浅政明監督でという感じで、どういう感じ?みたいな。
最初は見ていて背景とキャラクターの分離具合に違和感があって、
登校シーンで集まってくるキャラクターたちのシーンがやや浮いて見えていたけど、
同ポジで見せられたりしても最初の違和感はなくなっているし、ちょっと不思議な感じがしたな。
楽器の演奏や水でビショビショになった部屋の畳を踏むと水が滲んでくる、
紙を渡すときはクリップ留めしてクリアファイルか何かに入れて渡す、
放送するときはゆっくり間を置いて喋るなど、
日常生活の中で見られる当たり前を当たり前にやっていて凄いなと。
そういう中でみんなでダンスをしたりとか演奏したり泣いたり笑ったりと楽しさがあって、
面白い作品だったなと。
お父さんが燃えてるシーンは見ていて燃えたし、
お爺さんが泣いてるところはこっちも泣いていたり。
傘を作る意味とか。
EDの傘を持った謎生物をきちんと受け止められるというのが凄いというか。
湯浅作品はどれも好きですがもうちょい色々意識して見たいと思ったかな。
あと何回か見たい気持ちがありますが上映してくれてるところが少ないのがネックですね。
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