凸守。
夏の暑さの表現っていうのは色々あると思いますが、
キャラクターに普段より影を大きくかけることによって夏の日差しをより印象的にし、
さらにその影で+αな雰囲気を作ってる回だったかなーと。
アバンの凸守の辺りは構図的にも気持ち良いし、
次のアクションも遊んでて楽しい。
坂本演出回で夏の演出っていうと、
らきすたのハルヒCMとかけいおん!!の夏フェスなんか思い出すかな。
六花の後姿の陽炎。
凸守がハッタリをかました構図やアクションだったのに対し、
六花は陽炎を背負いながら旅行前に普段とは違う揺らぎを意識させる、
夏の暑さで見せるキャラクターごとの見せ方が楽しいアバンだったのかなと思います。
待ってる間は日陰で涼んでる3人と日向にたつ中二病患者2人という対比でもあり。
叩かれるリアリティ。
この後に車から降りるシーン、六花家にあるTVアンテナとは違うアンテナがついてる家、
と続いて細かいことやってますアピールなシーンになってるなと。
モリサマーさんにぶっ叩かれて回転するとかアニメ的な見せ方も気持ち良いシーンだったなと。
六花の心情は仲間たちから離れた位置にいたりだとかで最初見せられるけど、
おじいちゃん家での部屋の中での景色の見せ方も気になる。
外ののどかな雰囲気や六花の自室の対比などを踏まえると印象的な感じ。
いじってる無線機のディテールも細かくて思わず唸るけど、
もはやここまでやって当たり前って感じも。
しかしこのシーン、ある意味で田舎の何も無さを見せているシーンでもあるように思える。
じいちゃんが六花の様子を快く思っていないという点も、
田舎特有の空気が反映されているのかなという気がする。
あとここのシーン、姉ちゃんが六花に声をかけるところで蝉の声なんかもぼかして聴かせてて、
六花の部屋を通る音は全て姉ちゃんにはフィルター越しに聴いてるようなものになっているっぽい。
六花が無線機で何をやっているのかっていうのを、
姉ちゃんは何かのフィルターを通してみているのではないか、
と思えるような気がしないでも仕掛けかもな、とか。
まあそんなどうでもいい話。
窓の外を意識させる絵作りって京アニでもよくあるけど、
氷菓みたいに窓の外でキャラ動かしたりっていうのを除いて記憶に残ってるのが自分の書いたこの記事。
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こういうダサい構えを平然とやっちゃう辺りなんだかなーと思うけど、
ダサいことを真面目にやっちゃうのが京アニなんですよねー。
今回は画面手前でのアクションを印象づけるショットが多かったかなー。
夏の暑さとは違い、手前のキャラに影を落とすことで、
キャラの対比を明確に見せるような感じだったけど、
それが冒頭の夏の暑さのイメージとシンクロして、
焦燥感を募らせるシーンとなっていってるのがこの勇太のショットなのかなー、とか。
そうしてお参りの帰り道画面を横切っていく母娘の姿でまた切なく見えてくる影。
こういうレイヤーを分けてみせるような演出というか、
手前でキャラを横断させて奥面のメインキャラ見せるような構図って、
京アニ離れた高雄さんがよく使ってた構図ですけど、
CLANNADの高雄回とかやっぱ意識してるのかなーという感じ。
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ちゃんとした感想書いてなかったですが、DVD7巻特典の智代編のアイスの使い方だったかな?
とかそれっぽい気が。
CLANNADで思い出したけど、今回の花の使い方がCLANNADの坂本回っぽい感じだ。
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モリサマーさんのおっぱいいいなーなんて思ってたら姉ちゃんでこんな構図。
坂本さんってばボイン好き?
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ハルヒのボインが当時気になったので。
今回勇太が六花を探してるシーンだったり逃避行してる辺りだったり、
道のりの距離感を圧縮した構図なんかが目を引いたな。
両方とも六花が元いた家に帰ろうとするところを見せるところに繋がるところだったので、
昼に行こうとしていたところを夜に反復して印象付けるのと、
遠い道のりもかけていける、そういう心情の若さを見せるような画面なのかなと思ったり。
カッチリやろうとしてない背景がまた印象的でしたし。
ああいう甘さを残した感じが、そういう風に思えてくる。
境界線上のなんとか、みたいな。
後半の六花の妄想か現実かわからないけど境界線を見つめる姿と、
現実に打ちのめされる姿がどちらもまた感情を綺麗に描写していてグッときたかな。
坂本さんらしい星の散りばめた夜空も印象的。
六花の戦いがどう実を結ぶのか、次回が楽しみです。
脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:坂本一也
作画監督:高橋博行
坂本回。
やっぱ坂本回は毛色が違っていて新鮮というか妙な感覚に襲われますね。
今回は日に焼けたモリサマーさんや凸守がまた今までと違った芝居になっていて楽しかったな。
特にモリサマーさんは面倒見がいいところとか色々な表情をのぞかせてくれたので、
芝居と合わせてキャラクターの掘り下げがよく行われていて凄く良かったですね。
恋話に花を咲かそうと匂わしてる辺りも歳相応な感じで、
京アニ作品の中じゃ新鮮なキャラクターなのかもな、と。
六花たちを追いつつ、サブキャラがどう転がっていくのかも楽しみに待ちたいかな。
キルミーに登場したものと完全に一致
そろそろ、ラブコメ要素が主になりそうな。
マジですか。
モリサマーさんがやすなとは気づかなかったのでなかなか衝撃的です。
>shinさん
モリサマーさんは未だに中二病発動させたりしてますしね。
ラブコメ要素楽しみです。