見てきました。
自分の好きなシリーズがまだ続いてくれることに感謝。
特にアンサンブルコンテストはメインキャラ以外の部員が活躍するので、
ぜひアニメ化してほしい一作だったのでとてもうれしかったです。
以下ネタバレ感想。
4年ほど間が空いたので、どうだろうなと思ったんですが、
思いのほか違和感なく見れた気がします。
石原・小川コンテで演出が石原・北之原っていうのはちょっと意外な感。
楽器への人物の反射の絵とか結構使っていて、
こんなに頻発するような絵でもなかったなと、そういうのが気になったかな。
絵的にはロングショットでの芝居やキャラのポーズが特に気になる感じ。
なんだろう、同じような、というと語弊がありますが、
同じようなショットを使用することで学びを増やそうとしていたのかなと感じられたんですよね。
例えばキャラクターが前かがみになるようなポーズとか、
おどけたような反応とか、歩きのシーンの多さとか。
骨盤辺りを意識させるような芝居をさせようとしている感じがしたかなぁ、と。
最初の方で階段を下ってる辺りで足元を強調するくだりとか、
ちょっと珍しい絵だと思っていたんですが、
腰を中心にした動きの見せ方を満遍なくいれていて、
彼女たちが練習しているように中の人たちも練習というか、
課題をクリアするような絵を入れているような印象がしたかなと。
そういう中で床に落ちる楽器や譜面台の影とか、
みぞれの窓とか突飛なというかちょっと目を引く絵もあって気になった感。
特につばめと久美子が楽器を運んでいる辺り、
如何にも京アニ的な段取りをちゃんと描くぞというシーンであのきめ細かな影、
そして共同作業がドラマを形作っているのが個人的にグッときたかな。
あと瞳のアップの処理も見慣れないと思ったら特効で知らない方がクレジットされていて、
やっぱ新しい人が入ると新鮮だなと感じたかな。
まあたんとうされているかはわかりませんが。
なんだろう、そういう部分を結構強く意識した感じだったかな。
こういう絵は以前はあまり意識してなかったけど、
なるほどこういう魅力もあったのかと思わされる作品で、
見ていて感激してしまいました。
久美子と麗奈が座る絵ってよくありますけど、
久美子の方が身長が高いことを考えると久美子の方が足長いんだよな、
みたいにあらためて考えてしまったりも。
足の描写だと山田さんの演出の延長という風に感じられる方がいそうですが、
個人的にはそのフリをした全く違うものだと感じられて、凄くグッときた感じ。
久美子の指導的な視線が作品内にメタ的に介在するとこうなるのか、みたいな。
そういう作品との一体感が感じられたのが良いというか。
3期に向けて期待感が募る作品でした。
劇場限定Blu-ray買って見返したかったですが売り切れで残念。
3期で久美子がどう描写されるのか、楽しみです。