背の高い竜ちゃん。
今までコソコソと大人をやってた母親たちの子供である部分を発見する2人。
亜美ちゃんが子供であると指摘した竜児が、
なぜ母親の子供である部分を指摘できなかったのか、というのは気になる。
監督の演出回はしっかりやってるなぁ。
最終話でかなりの部分をまとめようとしてた気がする。
今までの話数で個人的に引っかかってたトコ、全部回収されてたんじゃないかなぁ。
ケータイ電話と小さい星。
2話の電柱シーンの月-街灯のように星と人工の光を繋げてる辺りが気になる。
人工の光の中に自然の光を入れてる。
ありのままの自分を受け入れる大河の胸内の変化なのかな、とか。
一斉にケータイ取り出すクラスメイト。
今まで手渡しの手紙だったり、
クラス内のコミュニケーションで携帯が目立つシーンってそんなに無かったと思うんだけど、
デコメだったり北村とのやり取りだったり、少しずつ小出しにしてて、
ここにきてクラスメイトがケータイで大河とやり取りするっていうのを見て、
コミュニケーションを取る道具の面白さや便利さが演出されてる気がしたなぁ。
そしてそれを引き出してたのは、やっぱ手書きの手紙だったろう、という。
そういう暖かさが感じられるシーンだと思う。
書き置きと太陽。
ここ2話の電柱シーンを思い出す。
受け身の竜児は光を受けて光る星。
太陽を遮ったマンションだけど、竜児たちを照らす光はちゃんとあった。
そういう発見でキャラクター間の変化をしっかり出してたんじゃないかなぁ。
太陽であったと思われていた実乃梨が、振り返ったら大河だった、と。
19話までって月の描写なんかもあったけど、
あからさまに月の無い夜空を強調してたと思うんだよな。
実際、19話以降は月って見られなかったし。
とらドラ! 19話 を語る
生徒会長の喧嘩辺りとの差異とかも考えてみるのも面白いかも。
とらドラ! 16話 を語る
星を最初に見つけたのは実乃梨。
しかしそれも過去の話。
亜美って、ちょっと前までの大河の位置にいるのかもなぁ。
男女の友情の狭間というか。
後期OPのように全員を一緒にいるように見せてる辺りが好きだな。
星を持ってる竜児ってのは、そういうことじゃないかと。
星も飛行機雲もそうだけど、それ単体では機能せず、
2つ揃って1つの意味になってるのがやっぱかっこ良すぎる。
2話に華をもたせる格好なのかな。
全部そのまま。
竜児も。
しかし、時間がたてば、年月が立てば全部変わってしまう。
その内に、作品中で壊れなかったもの、
月日が立っても変わらないものを語ってるのがなんともロマンチック。
ED熱すぎる。
1話のモノローグ入れてる辺り、たまらなすぎる。
反射してる青空。見えない夜空。
開いてる窓。
竜児に見えた暗がりの中に光る星。
最終回までギャーギャーいいながら本当に楽しませてもらえました。
ハチクロやキミキスとかってリアルタイム視聴できてなかったので(ハチクロⅡは見ましたが)、
とらドラ!はちゃんとシリーズをTVで通して見れて良かったです。
今日1日は『オレンジ』をずっと聞いてそうです。
当分はこの余韻に浸かっていたい。
監督以下スタッフの方々、ありがとうございました。
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