いま話題の映画「悪人」。
深津絵里もモントリオール映画祭で最優秀女優賞を受賞してよかったですね。
芥川賞作家・吉田修一の代表作の映画化です。
最近人の命が軽くなってきて、日常茶飯事のように人が殺されている。
そんの世の中に慣れてしまうことはもっと恐いですよね。
映画「告白」といい、現代社会の病を考えさせる作品です。
前半は淡々と主人公やまわりの生活状況の描写が続きますが、それぞれの登場人物がだんだんわかってきます。
「いったい誰が本当の”悪人”なのか?」と考えさせられる・・・・
『あんた、大切な人はおるね?
その人の幸せな様子を思うだけで、自分までうれしくなってくるような人は。』
被害者の父親のつぶやくような言葉が胸を打ちます。
せりふも少なく、それだけに、一言ひとことが響きます。
もの静かな主人公の最後の狂気に満ちた迫真の演技は胸に迫ります。
このシーンの主人公の気持ちはどうなのか、考えさせられます。
是非スクリーンで確認してみてください。
ちなみにふたりのベットシーンもたっぷり楽しめますよ
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