先日、今年度3回目となるカーリンコン大会が「きびドーム」であった。前日に4人で手分けし買ってあった飲物・景品を車に積み込み、会場に向かった。
カーリンコンは、参加人数によっては2名1チームで編成したりもするが、3人1チームが基本。審判は自分達で交代制にしているので、審判する人・審判補助できる人が特定のチームに偏らないようチームリーダーにしている。
カーリンコン・サークルの責任者は、チームリーダーにどの会員を組ませて編成するか、前回までの成績を配慮して今回のチーム編成を考えてくれる。ただ自チームだけは、いつも強くないメンバーにするような気遣いの人。
サークル責任者が余計な気遣いをしないようにと、「自分のチームは前回優勝した。これまで珍プレーが多くて観戦者を大笑いさせてくれたけど、自チームへの貢献度が低かった〇〇さんを今回は自分のチームに入れといて」と、事前に申し入れしてあった。
大会当日、各チームの編成メンバーが発表されると、我がチームは他チームからは最下位候補と囁かれていた。失礼ながら自分もそう思っていた。
試合が始まると、自チームに入った〇〇さんが前回までとは別人のような素晴らしいプレーを連発し始めた。相手チームや観戦している他チームからも、『オー 今日はどうしたん?』と驚きの声が上がるほどだった。
彼女の活躍で1回戦は7対6と逆転サヨナラ勝ちした。2回戦が凄かった。試合が始まって2イニング目で7対0とコールド勝ちした。決勝戦では残念ながら相手チームのプレーが上回ったものの誰もが予想しなかった準優勝に輝いた。誰もが最下位予想した我がチームが、2回も勝って準優勝までした。
人は潜在能力を秘めている。それが何かの拍子に覚醒し顕在化する。そう思った。
自身でその潜在能力に気づいたのか、周りがそのことに気づかせてあげられたのかはわからない。
次回のチーム編成、サークル責任者が戸惑うかも知れない。
・・・役得・・・
景品は全参加者分を用意する。全て異なる商品にしているが価格は同程度なので参加賞みたいなもの。予算の都合で100均の景品にしたりもするが、今回はいつもより高額な400円台の景品で揃えていた。
景品は優勝チームから順に選択し、チーム内の順番は年長者から。
優勝チームの一員だった家内は3番目に景品を選択した。
「たまには、さつま芋の天ぷらが食べたいな。値段合わせに、よく使うトマト」と、自分が事前に景品買いした商品だった。
準優勝チームだった自分は5番目に景品を選択した。
自分が買った景品だった。「いつも我が家の冷蔵庫に入っているのは安価なペットボトルコーヒー。たまには味に深みのあるコーヒーが飲みたくて、自分が欲しくて景品買いした商品だった。安価なペットボトルの3倍以上の値がした。値段合わせに家内が好むカフェオレをつけとくか」
手分けして景品買いするとき、「何がほしいかなんて、人のことはわからん。自分がほしいものを買って」とお願いしている。
参加者からは、毎回、景品買いなど準備の労をねぎらう言葉を頂いているが、自分が欲しい商品を揃えられる役得もある。