ニュース記事をみて、「パルスオキシメーター」と「酸素飽和度」に関心が湧いた。
・・・以下、NHKニュース記事より抜粋引用・・・
ことし4月に新型コロナウイルスに感染した俳優の「石井正則」さん。コロナの陽性反応が確認された後、自宅で療養することになった。石井さんが自宅療養中、自身の「異常」に気づくきっかけとなったのは、事務所から借りていた「パルスオキシメーター」でした。
体内に酸素をどの程度取り込めているかを示す「酸素飽和度」を測る機器で、96%以上が正常値、93%以下では酸素吸入が必要とされています。体調の変化を把握する手段の一つとして用いられているもので、石井さんの場合、それまで95%前後を維持していましたが、9日目に86%に。
その結果を保健所の担当者に電話で伝えたところ、すぐに入院するよう指示されたのです。病院での診断の結果、医師から重度の肺炎を起こしていることを告げられました。
・・・石井正則さんの談話・・・
『病院の先生に聞くと、連絡があと1日遅かったら(酸素飽和度が)もっと下がっていた可能性があって、かなり危険な数値になってしまっていたと思うと言われました。自分としてはまだ大丈夫だと思っていても、家で1人で気を失うような状態になっていた可能性もあったみたいです。なので、これ(パルスオキシメーター)がなかったら分からなかった。やっぱり客観的な数字っていうのは大事なんだなあっていうふうに思いましたね』
・・・パルスオキシメーター? 酸素飽和度?・・・
耳慣れない用語なので調べてみた。
「パルスオキシメーター」とは動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定するための装置で、「酸素飽和度(SpO2)」とは心臓から全身に運ばれる血液(動脈血)の中を流れている赤血球に含まれるヘモグロビンの何%に酸素が結合しているかの値のことと記されていたが、意味が理解できなかった。
ただ、「酸素飽和度(SpO2)」の数値が93%以下になったら酸素吸入が必要ということだけはわかった。
・・・思い出した・・・
昨年秋、前立腺生検で日赤医療センターに検査入院し全身麻酔で検査した後、病室のベッドでは酸素吸入状態が続いていた。そのとき、看護師さんから「人差し指を差し込んで下さい」と言われた機器が、「酸素飽和度」を測る「パルスオキシメーター」だったということに気づいた。
・・・健康管理用のパルスオキシメーターを買った・・・
『酸素飽和度96%以上が正常値で、93%以下では酸素吸入が必要』と知っても計測する機会もないし、自分の酸素飽和度が何%なのかも気にもとめていなかったが、ニュース記事を読んでから気になりだした。
「パルスオキシメーター」って、いくらぐらいのものなのかを調べてみた。医療用と健康管理用があり、価格が違った。
自分の数値が大体どれくらいかを知ってみたいだけだし、体が気になった時に測るぐらいで日常使う訳じゃなし・・・
でも税込み・送料込みで1,300円なら高くはないしと、精度:±2%の誤差がある健康管理用の「パルスオキシメーター」をネットで買った。
・・・パルスオキシメーターが届いた・・・
早速、測ってみた。酸素飽和度(SpO2)、脈拍、血流(PI)の3項目が表示された。
「オー 酸素飽和度、正常値やん! フーン 血流ってこんな数値なんや! 波形で脈の強弱や不整脈もわかる!」
ついでに、家内や長男夫婦のも測った。全員、似たりよったりの数値だった。
衝動買いした「パルスオキシメーター」だったが、自分や家族の酸素飽和度や血流の数値がわかっただけでも、気休めの効果はあった。
今後、「パルスオキシメーター」を重宝がるような事態にはなりたくないが、巨大地震への備えをするのと同様、1,300円で「備えあれば憂いなし」の機器を買ったんだと自分を言い聞かせている。