朝、庭に出るとミカンの入ったコンテナが2つ置かれていた。
よくみると、コンテナは我が家のコンテナだった。ミカンを持ってきてくれた人が、倉庫前にあった我が家のコンテナに入替してくれていた。多分、早朝だったので寝ているかもと、そっと置いて行ってくれたらしい。
<庭に置いてくれていたミカンをコンテナ運搬用二輪車に載せたところ>
心当たりに電話してみた。
「ミカン、持ってきてくれた?」 ⇒ 「オー」
「おおきに。これ、ゆら早生やろ」 ⇒ 「そうや」
「物凄く甘いし、特に3Sが大好きなんや。おおきにやで」 ⇒ 「そら、良かった」
「みかん作り名人」は、いつもそうして置いていってくれる。
今年から彼はJA役員の仕事に専念するようになったので、みかん作りは息子と嫁さんに任している。そんな状況から、今年からは名人の畑の「ゆら早生」ミカンを味わえないかもと思ったりしてた。忙しいはずなのに、気にかけてくれていたのか、わざわざ持ってきてくれた。その律儀さに感心した。
味見してみた。我が味覚では、甘さタップリで糖度12度以上は間違いなし。酸もほどほど。コクがあって味が濃い。袋が薄いので口当たりも優しい。絶品!
美味しそうなミカンを糖度計で計測してみた。
<外観をみれば甘いミカンだとわかる。「お尻が盛り上がって周辺に小さなコブがたくさん」>
<糖度計で計測してみた。何と18.1度もあった。4つに割ると袋が薄くて柔らかいので、破れて実が飛び出してくる。コンテナにはもっと糖度の高いミカンもあるはず・・・>
さて、昨日貰った「日南早生」、糖度11度の「さっぱり味」だとアチコチに持って行くのも気がひけるし、家族で食べることもないだろうし、まさか、貰ったミカンを直売所で売る訳にも行かないし・・・さて、どうしたものやら・・・ 嬉しい悲鳴に喘いでいる・・・?