横浜の外人墓地に行くと、
日本で亡くなった外国人のお墓が、
故郷を見渡せるように、港が見える丘の上に、
並んでいる。
(ザクロの花)
その一つのお墓に英語で、
「日本の土地に上陸した最初の水夫ここに眠る」
と書いたお墓を見つけた。
異国で亡くなった水夫の功績を記念して、
書かれている。
これを墓碑銘と言うのであるが、他国はどうであるか知らないが、
少なくともイギリスでは、必ず墓碑銘が記されているようだ。
(ザクロの花と蝶々)
学生時代、大変奇妙な「墓碑銘」と言う題で書かれたEssay(随筆?)を読んで、
終生忘れることが無い物語となった。
それには次のように書かれていた。
「母であり、姉であり、妻であった女、ここに眠る」と言う墓碑銘である。
物語は、イギリスの片田舎で始まる。
周りには、他の農家もなく、広大な農地の中の一軒家の話。
女の赤ちゃんを産み落とした妻が産後の肥立ちが悪くて亡くなった。
(*産後の肥立ち=出産後の女性の栄養状態が悪いこと)
夫は生まれてきた娘を大切に育てる。
父と娘は、そのほかの農家や人との接触もなく、
農業で生活していくが、
ある日、娘の裸の姿を見た父と娘の間に間違いが起きる。
たった一度の過ちで、不幸なことに子供が出来、
やがて月満ち生まれた男の子―近親相姦の子供であるため、
娘は恥て、子供を遠く離れた町の教会に捨てた。
(ビョウヤナギ)
子供は神父様に拾われ育つが、青年になっても、
身元不明のため仕事もままならず、
農家の雇われ男として、転転と場所変えながら生計を立てた。
一方で子を捨てた娘は、相変わらず父親と農業に従事していたが、
父親がある日、突然の病で倒れ亡くなる。
女手一つで農家を支えることは大変で、
途方に暮れて居るところへ、
流れ流れて来た男を、雇い入れることになる。
男は農家の仕事になれており、真面目で誠実な人柄に、
女は魅かれて行く。
やがて想いが重なり、二人は結婚する。
(アジサイ1)
結婚初夜のこと、女は男の腹部に見覚えのあるあざを発見する。
この男は、自分が捨てた子であることを確信、
父との間に出来た忌まわしい思い出、
それに加え今度は息子との関係を持ったことで、
悩みに悩んだ挙句、翌朝、納屋で女は自殺した。
父との間に生まれた子供は、弟であり、
女は、その弟を生んだ母であり、
その後結婚した妻であった、この女を埋葬し墓碑銘を付けた。
「母であり、姉であり、妻であった女、ここに眠る」と。
(アジサイ2)
日本で亡くなった外国人のお墓が、
故郷を見渡せるように、港が見える丘の上に、
並んでいる。
(ザクロの花)
その一つのお墓に英語で、
「日本の土地に上陸した最初の水夫ここに眠る」
と書いたお墓を見つけた。
異国で亡くなった水夫の功績を記念して、
書かれている。
これを墓碑銘と言うのであるが、他国はどうであるか知らないが、
少なくともイギリスでは、必ず墓碑銘が記されているようだ。
(ザクロの花と蝶々)
学生時代、大変奇妙な「墓碑銘」と言う題で書かれたEssay(随筆?)を読んで、
終生忘れることが無い物語となった。
それには次のように書かれていた。
「母であり、姉であり、妻であった女、ここに眠る」と言う墓碑銘である。
物語は、イギリスの片田舎で始まる。
周りには、他の農家もなく、広大な農地の中の一軒家の話。
女の赤ちゃんを産み落とした妻が産後の肥立ちが悪くて亡くなった。
(*産後の肥立ち=出産後の女性の栄養状態が悪いこと)
夫は生まれてきた娘を大切に育てる。
父と娘は、そのほかの農家や人との接触もなく、
農業で生活していくが、
ある日、娘の裸の姿を見た父と娘の間に間違いが起きる。
たった一度の過ちで、不幸なことに子供が出来、
やがて月満ち生まれた男の子―近親相姦の子供であるため、
娘は恥て、子供を遠く離れた町の教会に捨てた。
(ビョウヤナギ)
子供は神父様に拾われ育つが、青年になっても、
身元不明のため仕事もままならず、
農家の雇われ男として、転転と場所変えながら生計を立てた。
一方で子を捨てた娘は、相変わらず父親と農業に従事していたが、
父親がある日、突然の病で倒れ亡くなる。
女手一つで農家を支えることは大変で、
途方に暮れて居るところへ、
流れ流れて来た男を、雇い入れることになる。
男は農家の仕事になれており、真面目で誠実な人柄に、
女は魅かれて行く。
やがて想いが重なり、二人は結婚する。
(アジサイ1)
結婚初夜のこと、女は男の腹部に見覚えのあるあざを発見する。
この男は、自分が捨てた子であることを確信、
父との間に出来た忌まわしい思い出、
それに加え今度は息子との関係を持ったことで、
悩みに悩んだ挙句、翌朝、納屋で女は自殺した。
父との間に生まれた子供は、弟であり、
女は、その弟を生んだ母であり、
その後結婚した妻であった、この女を埋葬し墓碑銘を付けた。
「母であり、姉であり、妻であった女、ここに眠る」と。
(アジサイ2)
>学生時代、大変奇妙な「墓碑銘」と言う題で書かれたEssay(随筆?)を読んで、
終生忘れることが無い物語となった。
何か重い話でした。
早く忘れるようにします。
世の中にはこんな事があるのですね。
「神様助けて下さい」とは、こんな時に使うのでしょうね。
今でもあるかもしれません。でもこの
話、極端ですね。
その中の1本に「 アポロンの地獄」が、『父を殺し、妻となった女性が母だと知り、 自ら両眼をつぶし、放浪の旅に出る。』
近親相姦を扱っていました。ギリシャ神話から題材にしていたと思います。
他に、テオレマ、王女メディア 等です。
> いろいろ観てきましたがこんな立派なヤナを見るのは初めて、驚きです。アユを追い込むように設定されています。さぞかしアユの塩焼きは美味しかったでしょうね。
日本一の規模を誇るヤナ場というのは、 (hide-san)さんのコメントでも裏付けられました。
富山を離れて20数年間にアユを何度か食べましたが、大粒で身もほろりとしていて富山の庄川のアユが一番おいしいと
思ってました
が、山形の白鷹町のアユも小粒で身が引き締まって庄川と同じくおいしかったです。
中国では、皇帝を継ぐと、父の妻を愛妾にすることは、
当たり前だったようです。