十分かわいいよ。とタイトルをつけました。
描いたとき、印象をタイトルにします。
表情であったり、仕草であったり、立ち位置から印象が作り出されます。
この子は、ちょっと控えめでした。皆と同じように前髪を垂らしていました。
そっと押してあげたい。もっと自信を持ってもいいんだよ。と。
今日のタイトルは、「もう少しなんだけど」です。
プロジェクトをやっているときは、いつもこんな感じです。
進行具合と、足りないものが見えている証拠です。
体調も良い。
「もう少しなんだけど」と頑張るか。
ちょっと一休みするか。
ここが分かれ道。
私は、常に休む方を選択してきました。
一気に壁を突き破れなかったと言っても良いと思います。
結果、長いアプローチをこさえて登ることになりました。
つまり、ジャンプアップに時間がかかったということです。
例えていえば、車より歩く方を選んだことになります。
どちらが良いとは言えません。
車で走れば、スピード感を味わえてと目的地に早く着いたことでしょう。
そして、時間が許される限り歩くより多くのことを体験できたでしょう。
歩くことを選択したときは、辻々の景色を眺められて、
気づかぬうちに着いたということでしょう。
無理をすればできる。これが、「もう少しなんだけど」です。
長い道のりには、後先考えないでがむしゃらにやらなければならない時がきます。
その時のために、余力を持ってやめる。
何とかハラスメントで、「もう少しなんだけど」を埋められると辛い。
ゴムが伸び切って、戻らなくなってしまいます。
私のことだけではなく、進行具合を見ながらストップをかけるのも
私の大事な仕事でした。
ある時、工事が遅れ気味だったので、残業してくださいと
親方に頼んだことがありました。
返事は、やらせても良いが、明日の人数は保証できないよ。でした。
親方以下皆さん、進捗状況は分かっていて、いっぱいいっぱいだったのです。
今日は、早あがりして皆で飲みに行こう。
あくる日から、笑顔がいっぱい見えるようになりました。
合間が埋まるようになり、仕事は静かに進んでいったのです。
結果、突出して早く進むことはなく、全体的に早くなりました。
「もう少しなんだけど」を大事にしています。
身体のはりがほぐれないのは、翌朝わかります。
やめておいて良かったとなります。
カラス鳴き おらも一緒に かかが待つ
2017年2月3日