故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

もう少しなんだけど

2017-02-03 06:11:58 | プロジェクトエンジニアー

十分かわいいよ。とタイトルをつけました。
描いたとき、印象をタイトルにします。
表情であったり、仕草であったり、立ち位置から印象が作り出されます。
この子は、ちょっと控えめでした。皆と同じように前髪を垂らしていました。
そっと押してあげたい。もっと自信を持ってもいいんだよ。と。


今日のタイトルは、「もう少しなんだけど」です。

プロジェクトをやっているときは、いつもこんな感じです。
進行具合と、足りないものが見えている証拠です。
体調も良い。

「もう少しなんだけど」と頑張るか。
ちょっと一休みするか。
ここが分かれ道。
私は、常に休む方を選択してきました。
一気に壁を突き破れなかったと言っても良いと思います。
結果、長いアプローチをこさえて登ることになりました。
つまり、ジャンプアップに時間がかかったということです。
例えていえば、車より歩く方を選んだことになります。

どちらが良いとは言えません。
車で走れば、スピード感を味わえてと目的地に早く着いたことでしょう。
そして、時間が許される限り歩くより多くのことを体験できたでしょう。
歩くことを選択したときは、辻々の景色を眺められて、
気づかぬうちに着いたということでしょう。

無理をすればできる。これが、「もう少しなんだけど」です。
長い道のりには、後先考えないでがむしゃらにやらなければならない時がきます。
その時のために、余力を持ってやめる。

何とかハラスメントで、「もう少しなんだけど」を埋められると辛い。
ゴムが伸び切って、戻らなくなってしまいます。
私のことだけではなく、進行具合を見ながらストップをかけるのも
私の大事な仕事でした。
ある時、工事が遅れ気味だったので、残業してくださいと
親方に頼んだことがありました。
返事は、やらせても良いが、明日の人数は保証できないよ。でした。
親方以下皆さん、進捗状況は分かっていて、いっぱいいっぱいだったのです。

今日は、早あがりして皆で飲みに行こう。
あくる日から、笑顔がいっぱい見えるようになりました。
合間が埋まるようになり、仕事は静かに進んでいったのです。
結果、突出して早く進むことはなく、全体的に早くなりました。

「もう少しなんだけど」を大事にしています。
身体のはりがほぐれないのは、翌朝わかります。
やめておいて良かったとなります。

カラス鳴き おらも一緒に かかが待つ 

2017年2月3日
コメント
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