阿吽というタイトルの絵です。
何か聞きたい。と思ってもなかなか心は開きません。
今日のタイトルは、「大学生と話す」です。
カフェに大学生がきました。
就職にあたり、インターンシップで来たのでした。
初々しい姿を見て、妻が反応(好感度が高い)しました。
世界を見たままの姿を話し、企業戦士としての経験を話しました。
ドイツ人は、日本人と共通する部分が多いのでは?
どちらも真面目という点で共通すると言われているが、
日本人は、枠(学校、会社、社会)において真面目と言える。
ドイツ人は、枠にとらわれず、個人として人生に真面目である。
パラサイトのような若者はいない。
早く自立したいと若者は考えている。
話し4分聞く6分は早くも崩れ、私は話し過ぎました。
若者の考えを知る絶好の機会だったのに、残念なことをしました。
問われるがまま、プロジェクトエンジニアリングの経験を話しました。
プロジェクトは、出会い帳場で新チームを組むことになる。
マネージャーにとって、人を見る目は非常に大事で、プロジェクトの成否にかかわってくる。
多くの人と会う機会があり、第一印象でその人が持つ能力を見抜かなければならない。
表情を読み取り、質問への反応をかぎ取るのです。
耳でだけでなく、五感を研ぎ澄まします。
そして、思いつく限りのシミュレーションをし、不測の事態に備えます。
と話しました。
大学生の彼は、遠い物語を聞くような表情でした。
故郷の会社を選ぶ動機はなんですか?と私は問いました。
祭りなど故郷には優れた文化が残っている。
自分も故郷で何かの役に立ちたいと思っている。という回答でした。
時間が出来たら何かをしたいと、忙しく働いている人、誰もが言います。
あなたは、学生の今、故郷のためになりたいと何かをしていますか。
面接官は、そう突っ込むかもしれませんね。
あなたは、応える準備ができていますか。
私の印象では、
高校生は、社会が自分に何を与えてくれるかと考える。
大学生は、社会で自分は何ができるかと考える。
彼の表情が変わりました。
驚いたように眼を開きました。
戸惑いと決意が顕われました。
受けを狙った言葉を使っていると、後で苦しむことになる。
拙くても自分の言葉で話すようにした方が良いよ、
とアドバイスしました。
また、話す機会があったら、彼の話をもっと聞きたいと思います。
我が子には 照れとつ話す 昔ごと
2017年9月16日