故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

大学生と話す

2017-09-16 07:39:39 | 思い出話

阿吽というタイトルの絵です。
何か聞きたい。と思ってもなかなか心は開きません。


今日のタイトルは、「大学生と話す」です。
カフェに大学生がきました。
就職にあたり、インターンシップで来たのでした。
初々しい姿を見て、妻が反応(好感度が高い)しました。

世界を見たままの姿を話し、企業戦士としての経験を話しました。
ドイツ人は、日本人と共通する部分が多いのでは?
どちらも真面目という点で共通すると言われているが、
日本人は、枠(学校、会社、社会)において真面目と言える。
ドイツ人は、枠にとらわれず、個人として人生に真面目である。
パラサイトのような若者はいない。
早く自立したいと若者は考えている。

話し4分聞く6分は早くも崩れ、私は話し過ぎました。
若者の考えを知る絶好の機会だったのに、残念なことをしました。

問われるがまま、プロジェクトエンジニアリングの経験を話しました。
プロジェクトは、出会い帳場で新チームを組むことになる。
マネージャーにとって、人を見る目は非常に大事で、プロジェクトの成否にかかわってくる。
多くの人と会う機会があり、第一印象でその人が持つ能力を見抜かなければならない。
表情を読み取り、質問への反応をかぎ取るのです。
耳でだけでなく、五感を研ぎ澄まします。
そして、思いつく限りのシミュレーションをし、不測の事態に備えます。
と話しました。
大学生の彼は、遠い物語を聞くような表情でした。

故郷の会社を選ぶ動機はなんですか?と私は問いました。
祭りなど故郷には優れた文化が残っている。
自分も故郷で何かの役に立ちたいと思っている。という回答でした。

時間が出来たら何かをしたいと、忙しく働いている人、誰もが言います。
あなたは、学生の今、故郷のためになりたいと何かをしていますか。
面接官は、そう突っ込むかもしれませんね。
あなたは、応える準備ができていますか。
私の印象では、
高校生は、社会が自分に何を与えてくれるかと考える。
大学生は、社会で自分は何ができるかと考える。

彼の表情が変わりました。
驚いたように眼を開きました。
戸惑いと決意が顕われました。

受けを狙った言葉を使っていると、後で苦しむことになる。
拙くても自分の言葉で話すようにした方が良いよ、
とアドバイスしました。

また、話す機会があったら、彼の話をもっと聞きたいと思います。

我が子には 照れとつ話す 昔ごと

2017年9月16日

コメント
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