恰好をつけようにも、つける余裕がありません。
素のままです。
しかめっ面ではいかんと、無理に笑顔を作ってみました。
今日のタイトルは、「恰好」です。
恰好とは、
適当なこと。似合わしいこと。ころあいであること。特に価格が手ごろなこと。
その年頃であること。その年頃に見えること。
すがた。身なり。
物事の状態・様子。
整った形。まとまり。ていさい。
(広辞苑より)
私が使おうとした意味は、「物事の状態・様子」です。
そのままの姿です。いるようでいない。いないようでもいる。
あるシャッター街の再生にポスターを作りました。
生きた証が年輪となり刻まれた、老人男性の顔をポスターにしました。
もの言わぬ老人の顔は、愁いがあって迫力がある。
台詞はいらない。
そこにいるだけで良いと、大杉漣さんは北野監督に言われたそうです。
それが嬉しかったとインタビュー録画で話されていました。
よく通る素敵な声でした。
副業などしない。銭は、役者で稼ぐ。
素のままをさらけ出す覚悟です。
それでうまくいかなきゃ、しゃああんめい。あの青木さんのことです。
プロゴルファーは、反省しない。常に先のことだけを考えている。
と、倉本さんが何かに書いていました。
濡れ衣を甘んじて受けて自決する。
その時も何も言わぬ。
そんな男たちがいたのです。
ちっちゃいと 自分に聞かせ 梅つぼみ
2018年3月3日