故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

剪定

2024-01-14 00:16:42 | よもやま話

絵のタイトルは、「倉橋島より能美島を望む」です。
恩師に教えられた通り、空に斜めの光を描きました。
少しずつ工夫を重ねることが、新鮮で楽しくなる道です。


島で山火事があった。
この時期、畑の草や剪定した枝を焼くことが多い。
私は穴を掘って、つききりで焼き、土をかぶせて消火する。
風のない日を選び、煙が出なくなったことを確認して帰宅する。

今日のタイトルは、「剪定」です。
遠くから剪定対象の果樹を見る。
互いに触れ合うほど接近し、陽が当たらない葉と枝は取り除く。
できるだけ低くする。
今日の剪定は、柚子の老木である。
棘が7cmにもなる。
切った木は、必ず片づけることにしている。
棘が長靴を貫通するので、伸びた草に隠れて危険です。
切った枝を集めるときも軍手の指に刺さらぬよう、
火ばさみを使い籠に入れて運びます。

耕作放棄地(果樹も含む)の管理を任された。
どの果樹も一年目で大枝を落とし、二年目で整える。
すべての枝を落とすと、枯れてしまうことがある。
剪定された果樹は、切られた個所に糖分を送り再生しようとする。
涙を流す様にみえて、少々可哀そうである。

切った雑木を乾燥し、ガス、電気や灯油に代わる燃料にしたい。
枝を焼いたのち、とうしでふるい集めた炭を七輪で使います。
刈った草や落ち葉を集めれば、有機肥料ができる。
台所で出る生ごみもコンポストになる。
今年から、少しずつ堆肥を作ることにした。
有機物で出来たたい肥は、地力をあげ保水力を高める。
分かっていても、なかなかできません。

倒産する企業のうち、農業が一位であった。
次は服の卸業、三番目が建設の職種別事業(請負ではない)であった。
どれも、中間業者が複数ある職種です。
売価を自分で決められない職業ともいえる。

農業をやって、生活が豊かになったと実感するまで時間がかかります。
一生続けられるし、経験と工夫を重ねればだんだん面白くなります。
簡単ではないが、楽しい。

2024年1月13日

(あとがき)
毎日アップする記事は、インスタ映えしません。
面白いことが一つあればよいと書いています。
書くことは、自分にとってはストレスではありません。
日記ではない、人様に読んでいただく記事です。
今後とも、責任ある記事を書き続けたいと思います。
(筆者)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする