僕はこうなのというタイトルの絵です。
数年後にまたお会いしましょう。
今日のタイトルは、「オンリーワン」です。
俺でなくっても良かったんかい。
数合わせの仕事をさせられた時に思ったものです。
私は、横浜に住んでいました。
マッサージを受けるために上野まで行きました。
その店のある人だけに施術していただきました。
初めは痛い。終わる頃には痛気持ちよい。
店を出たあとは、羽が生えたような気分になりました。
長くは続かないことは解っていましたが、通いました。
この人しかいないと、一生懸命口説いて結婚します。
あれは何だったのと結婚後思うこともあるでしょう。
熱に浮かされたようなものですか。
そうではありません。
一瞬だけどもそう感じた真実が、その後も生きてきます。
やっぱりこの人で良かったと長い時を経て分かります。
十羽ひとからげの教育を受けたとしても、私は私です。
ずっと同じ先生とは限らない。
あなたは、あなた。
この世に一人しかいないあなたです。
だから気にすることはありません。
きっと、わかってくれる人がいます。
友達の父ちゃんとは違うけど、
個性と思えば我が父ちゃんが愛せるようになります。
どうして、こうゆっくりなん。でも笑えるな。
似顔絵を描くときは、常に「オンリーワン」を探します。
この人のオンリーワンはここじゃないかと探します。
描き上げたあと、少しだけ想いを綴ります。
私は、この人をこう見たと。
この人も周囲の人も気づかぬオンリーワンを知らせたい。
ないようでもあるものです。それが魅力です。
カフェに来られる多くの方々のオンリーワンに接します。
マニュアルトークとはいきません。
都度、その人に合わせたトークをします。
その人も体調や気分によって変化します。
その時もそれなりに察して話ぶりを変えていきます。
その人が発している何かを感じ、注目点の変化を見抜きます。
そうして生きてきました。
観察力が、自らを助け、それぞれの人の柔らかな笑顔を引き出してきました。
辛いことは、同じだよ。
嬉しいことは、オンリーワンです。
街さ出た お前はいつも うそばかり
2018年4月15日
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