故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

味の決め手

2016-01-23 09:54:49 | よもやま話


近所の公園の風景です。



妻は寒がりです。
私は、早起きができます。
妻より体温が高いのかしれません。

私の早起きには、もう一つ理由があります。
ブログを書くためです。
夕食で酒をいただくため、夕食後の投稿は自信がありません。
また、愚痴になりがちで読み返すと面白くないのです。
かと言って、朝の起き掛けでもブログのタイトルは出てこないのです。
そこで、ゴキブリ亭主になってしまうのです。

コーヒーを挽き淹れるのです。

ご飯を炊くのです。
私は、氷を数片いれます。
京都のご飯が美味しい食事屋さんでされていたのをテレビで観てからです。
糖度が1%ほど上がると、分析されていました。

洗濯をします。この頃は、寒いし暗いので仕事の最後になります。

妻の代わりに、朝ごはんを作ります。

妻が毎日美味しいものを作ってくれるので、私の出番がありません。
どうやったら美味しくなるのか。そもそもどうやって作ったっけとなりがちなのです。
私の料理は、味噌汁と一品のおかずです。
漬物や、つくだ煮や大根おろしなどの副食は出ません。
まだまだ、面倒くさがりなのです。
今は、料理に挑戦ちゅうです。そのうちには、できるようになるでしょう。

こんなことをするのは、机の前に座っただけではブログのタイトルが出てこないからです。
身体を動かして、冷たい水に触り、
妻に感謝の言葉をいただいたりしているうちに脳が動きだしてくるのです。

今日もできるな。と自信が出てきます。

身体を動かすと排泄も順調になります。
これも助かります。

身体の調子が上がってくると、気持ちもリラックスしてくるのです。

やっと、今日のタイトル「味の決め手」となりました。
私の今日のスープは、忘れられた物のオンパレードでした。
妻は、嫌いな食材は使いません。

長い間、使われない食べられない食材を使ってみようと始めました。
シンガポールへ出張した友人の土産の香味クッキー(エビ入り味付き)と、
これは安いと、友人からいただいたカナダ産の高麗人参でした。
にんにくを炒めて入れます。竹輪を香味が付くように少し焼き目をつけて入れました。
豚肉を入れ、玉ねぎを入れ、スープは牛乳仕立てでした。
日本酒を入れ、塩コショウを入れ、粉末の中華調味料を入れました。

味が整わない。なんとなく美味しくない。
味見した妻が、コンソメの塊を一粒足しました。

あら、不思議。味が深くなりました。
いつものことです。何か足りない。
つまり、味の決め手です。

一生懸命やるのですが、何か足りない。
仕事をしていると、よくあることです。
順番を間違えたり、重みづけを勘違いしたときにおこるのです。
伝わらない。感動を与えない。人の心が掴めない。

塩加減です。塩梅です。これが味の決め手です。
糖尿病患者は、一日の塩分摂取量が4グラム以下です。
塩味が足りないと、なんとなく美味しくありません。
そのためにヘルパーさんは、出汁を多めに使います。
そうすると、塩味が不足でも出汁味で美味しく食べられるようになるのです。
関西生まれの私は、薄味でした。関東生まれの亡くなったかみさんは濃い味でした。
一年かかって、二人の味ができました。聞いて答えての繰り返しでした。

味の決め手は、何でしょう。
「不思議な岬の物語」で、吉永さゆりさんが言われていた
「おいしくなーれ」という呪文でしょうか。

味を確認する余裕でしょうか。
匙で測る余裕でしょうか。

材料に頼った、部分最適でしょうか。
きっとバランスのとれた全体最適(何を作ろう)ではないだろうか。
何を美味しく食べさせようという目的意識じゃないかな。
あれとこれを組み合わせよう。メインはこれで、副菜はこれ。
足りないものは、これで間に合わせようとアレンジすることなのでしょう。
昨日は、何を食べたから今日はこれにしようと、食歴を頭に入れることでしょう。
だから、味はこれにしよう。
あるいは、食べたいものは何なのか聞いてみる余裕かもしれません。

味の決め手は、心遣いです。
味の決め手は、やはり「美味しくなあれ」だったのでしょう。
家族が喜ぶ笑顔が見たいなのでしょう。
ある材料で、工夫が生まれるのでしょう。

散漫な文章になりました。
妻から学ぶことは、心づかいです。
よろしくお願いします。

2016年1月23日

冒頭の絵は、近くの公園のもうすぐ芽が出てくる草木の頑張る姿です。

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