故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

うまいこと言いのええことしい

2024-10-24 06:32:25 | よもやま話

絵のタイトルは、「僕らは仲良し」です。
いがみあっても始まらない。
毎日至らないと、次の世代のことを想うこの頃です。


今日のタイトルは、「うまいこと言いのええことしい」です。
人を揶揄する広島弁です。
議員や公僕の皆さんを悪く言うつもりはありません。
上手に表現するなと、タイトルにしました。

広島弁をもっと勉強しなさいと妻に言われる。
昔から、妻は父親から聞かされてきたらしい。
「うまいこと言い」とは、「くちがうまい」ことを差すのかと感じる。
「ええことしい」とは、「ええかっこしい」とは少し違うような気もする。
関西で言う、「ええかっこしい」とは、
要領がよくて、全方位外交、偽善家で二枚舌を使う人のことをいう。
「ええこと」とは、人におおっぴらに言えないことのような気がする。
不正とはいかないまでも、自分だけが得をするようなことでしょうか。
つまり、議員さん。
選挙公約など、議員になった後はどこかにおいて来られる。
口だけで、何もしない教師のことを言うのでしょうか。
もっと言えば、頭でっかちで働かない人のことなのでしょうか。
周りから祭り上げられ、いつしか勘違いする人のことなのでしょうか。

この流れるような言い回しが、気にかかって、すっと落ちた後に気に入りました。
地方創生を思うとき、市役所がやることと言ったら、
成功例の代表者(第三者)の好モデルとして、プレゼンテーションのアレンジです。
地域の人の「こうだったらええんじゃが」は、けっして採用されません。
いつも、市役所はアレンジャーです。
講演後、聞いた人がアンケート形式で感想を残します。
良い話を聞いた。ここまでです。
この後のフォロー(どのように活かすか)がどうなったかは、聞いたことがありません。
つまり、市役所の人も地域の一員(当事者)であることが抜けています。

「片づけなさい」と母親が子供をしかる。
しかし、母親が仕切る台所はけっして片付いているとは言えない。
油を使った鍋の上に、使った食器が重ねられている。
よく見ると、洗い桶の底のほうに包丁があったりする。
毎日掃除をするのは、新たなごみを発見するためかなと思います。

かみさんは、箒で履いて、ところどころにごみのかたまりを作っていました。
箒が動くのを面白がって、飼い犬が突進します。
飼い犬がかたまりの上を滑って、集めたごみはまき散らされます。
そして、かみさんはまた集めていました。
傍で見ていた私は、いつまでもやってろと思い、言いませんでした。

こう思うと、
「うまいこといいのええことしい」は自分の中にあるのじゃないかと反省する。
他人を悪くいうのに、一ひねり加えただけです。
どの人も、いつでも、そんなもの。

2024年10月24日

「上手いこと言い」とは
直前の発言や物事に対して、ひねりが利いていて納得感のあるような意見・発言をすること。
(実用日本語表現辞典より)

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