『気分の影響 ~人間の認知と行動~』
(1)気分・機嫌
1)微弱で漠然とした感情の状態
2)季節・天候・雰囲気・健康状態の影響も受ける
3)持続的であるが、移ろいやすい
(2)景気・試合の流れ
0)将来のことは誰にも分からない(不確実性)
1)経済の景気は、消費者や投資家の気分と予測で決まる。
2)試合中にプレーのミスが続くと、このまま試合に負けるかもしれないという気分になり、試合の流れが作られる。
(3)予言の自己成就
1)デマや流言で人々が不安になり、その不安によって、デマや流言の内容が実際に実現してしまうこと。
2)占いなどで悪い予想をすると、その予想を実現するように行動してしまう自己暗示。
(4)気分を変える・努力を続ける
0)学習性無力感と楽観主義
1)学習性無力感:問題解決のための行動に、効果がないことが繰り返されると、悲観的な気分となり、問題解決のための行動を自発しなくなること。
2)気分が悲観的であるよりも(マイナス思考)、楽観的である方が、現実の問題解決力が高い。
3)楽観とは、根拠のない安心ではなく、問題解決への希望。幸運は努力に随伴するとは限らず、ランダムにやって来る。
<関連記事>
1)気分-信念-思考-行動について
思考の習慣、行動の習慣 ~習慣を変える、信念を変える、人生を変える~ >>このブログ内のリンク先