精神機能と能力開発:心理学―教育学―社会学

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指導の万能薬「見通しを与えること」の2つの目あて ~ADHDと自閉症の違い~

2014年12月18日 | 臨床指導のコツ


(1)指導の万能薬 ~手立てと目あて~
「見通しを与えること」は、指導の万能薬。すべての発達障害児に、どのような場面でも有効な、手立て。
しかし、その機能(目あて)は、いつも同じではない。

(2)残り時間を知らせる ~ADHDの場合~
注意欠如・多動性障害(ADHD)児の場合、待ち時間や残り時間を知らせることが、目あて。
あとどれくらいの時間を、待てばよいのか?あとどれくらいの時間で、終わりになるのか?
ADHD児は、何もすることがない待ち時間が、苦手。

(3)一日の予定を立てる ~自閉症の場合~
自閉症児は、一日のスケジュールや予定を知らせることが、目あて。
これから(この後)、自分は何をすればよいのか?
自閉症児は、場面の理解や場面の切り替え、予定の急な変更が苦手で、不安になる。

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