*2017年10月2日撮影
秋になって、イヌタデが赤みを増したりミゾソバが満開になって咲き広がっていたり、タデ類が目立つようになりました。
タデのうちで食用になるのがヤナギタデで、役に立たないタデをイヌタデとかボントクタデとかと呼ぶと書いてきましたが、そのヤナギタデをご紹介します。
別名はホンタデ。これが本物だという命名ですが、見た目はひっそりとしています。
葉も花穂も細く、花はもう終わっていますが、まばらに咲きます。
秋になって、茎が鮮やかに赤くなりました。
*2017年9月18日撮影
野生のヤナギタデはなかなかお目にかかれません。
食用のものは野菜として栽培されているもので、たぶん品種も違うのではないかと思います。
食用の第1は葉をすりつぶして酢でのばした「蓼酢(たでず)」です。
鮎の塩焼きのお供です。ピリッと辛いのが特徴です。
食用の第2は「芽蓼(めたで)」と呼ばれる刺身の添え物です。
これはごく小さいヤナギタデの芽です。濃い赤紫色をしていて、どなたも見たことはあると思うのですが、あれかと思い当たるのは難しいかもしれません。
興味のある方は「芽タデ」で検索して見てください。
*2017年9月14日撮影
これはまだ花が咲いているヤナギタデです。
白い花はあちこちにまばらに咲いています。
つぼみのようなものの先端がピンク色で、そちらのほうが目立っていたりします。
つぼみのようなものは花被と呼ばれ、萼片なのだそうです。
花被は花が終わっても果実をつつんで残っています。
一番上の写真のように、花が終わっても花被はなんとなく赤みが残っていて清楚です。
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