始めの頃のパイロン間隔

今日はパイロンの間隔についての話。
その中でも始めたばっかりの人用。


スラローム始めたての頃はパイロンの間隔が150ｃｍって短いですよね。
人によっては長いって人もいますがすぐに短く感じてきます。

何で？

パイロン間隔が150ｃｍでは長く感じる人は進む力が弱いからです。
言い方を変えれば、加速力が足りないということ。
フォワードスネークで途中で止まっちゃうっていうのもコレですね。

パイロン間隔が150ｃｍでは短く感じる人は進む技術よりも曲がる技術が弱いからです。
加速技術よりも旋回技術が低いということです。

始めの頃練習する技はフォワードパラレルです。
パラレルだけではないのですが、スラロームはスピードが上がると途端に難易度が上がります。
つまり一番遅い状況である歩く状態が一番難易度が低くなります。
だから、
まずは歩いて練習するのがお勧めです。
ある程度滑れる人でも、自分の旋回技術（曲がるための能力）を越えるとパイロン間隔が短く感じます。
スピードが出ればそれだけ曲がる時間が短くなります。

インラインスケートは先にも書いたとおり慣れが一番重要です。
何回もやれば段々とできるようになってきます。

だから、難しいと思ったら少し速度を落として何回かやってみてください。
そして少しづつ上手くなった分だけスピードを上げるようにするとケガも少なく上手くなり、より楽しくなると思います。

パイロン間隔を広くするのもひとつの手段ですが、結局のところ、前に滑る技術と曲がるための技術の比率があってないことに起因しますのでひで爺的にはお勧めしません。
パイロン間隔を広くして練習することの利点は、滑るための技術よりも曲がるための技術が低くてもパイロンを最後まで抜けられることにありますが、短くしたら結局ストレスが溜まります。
出来るはずなのにできないっていうのはあまり楽しくないのかなと思ってしまいます。
もちろんできるはずと言うのは本人の誤解なのですが、滑れるのに歩いてパイロンを抜けるのがストレスに感じるのでパイロン間隔を広く練習するというのであれば、どっちでも同じことかと思います。

実際にどちらの方法でも続ける人は続けますし、止める人はやめていっていると感じています。

つまり初期の頃のパイロン間隔を広くする、しないの練習法は人によって使い分けるのが最適かも知れません。

ただし、パイロン間隔を一定にして皆が練習する方式にすると、みんな一緒に練習できるメリットは無視できませんので、ぜひパイロン間隔を広くすれば楽に導入できると考えるのではなく、同じ間隔でスケーターが最適化される方法をオススメします。

ちなみに理屈は通じない子供達に指導する時は、
完走した時にしっかりと褒める。
パイロンを蹴った時には応援する。
スピードを落とした方が楽ということを体で覚えてもらう。
早く抜けるこよりもしっかりと抜けることを指導します。
また、嫌がるお子さんには歩いて抜ける練習、走って抜ける練習をしてもらいます。
3～4往復で成果が出てきます。


パイロンはいつでも同じ間隔で練習しましょー


動画：初めてのスラローム練習




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