ベアリング

最近ベアリングについての記事を書いていますがなかなかまとまらない。。。
だから今日はざっくりと・・・

ベアリングはインラインスケートの中でもわかってもらえない部品第一位かも知れない。
工業用ベアリングはインラインスケート用にもオススメだよ、って書いてあるベアリング屋さんのサイトに、こんな記事がありました。
文章は要約してあります。

「インラインスケートにはＡＢＥＣ１や３で十分。他の部品の精度がでてないんじゃない？だから過剰精度だよ」

いやいや、ABEC5は欲しいですよ。
しかもちゃんとした品質のABEC5が・・・
ABEC7だとさらに幸せになれますね。（後述の通り感じはしませんが）
そのサイトの写真を見れば低性能と言っても過言ではないブーツなのでそりゃそうだろうと思いますが、このブーツでも違いは出ますよ？

ただし、、、違いがわかるか？というとさすがに難しいかも知れない。
「このインラインスケート乗ってみてABEC何かあててみて」
なんて言われたら困っちゃいます。

そこには二つの意味があります。
・その他の部品の違いや路面などの環境などにも影響を受けるから。
・【わかる】わけではなく、滑りに影響がでるから。

滑りやすいと感じるかどうかではなく、結果としてその差が出ていることが多々あります。
ちなみにグリスタイプでは滑走開始時の状態と滑走中の状態では違います。
スピードのようにタイムを競っていればタイムという絶対的数値がでるので違いを感じることができますがスラロームやＣＲだと絶対的数値は少ないです。
だからといって効果がないわけでなく、スラロームで言えば漕ぐ（加速する）動作時にはバランスを崩す可能性があるので性能が上がればその分漕がなくて良い→バランスを崩さない→バランスを取り戻さなくてよい、となり効果があります。
結果的に少しの動作でより多く進むことが出来ればかなり楽が出来、必要ない動作が増えればその分他のことを気にすることができます。

性能差を感じることができなくても、その差は結果として出るので無駄ではなく効果のある差だといえます。

さて、、、問題は他にもあります。
インラインスケート用のABEC5だって性能がまちまちなんです。
同じメーカーの同じモデルなのに違うこともあるそうです。
それこそ全てのベアリングに保証書をつければいいのですがそんなことしたらさらに高くなりそう。。。
そうなると品質を保証してくれるメーカー品が安心となり、結局はインラインスケート用にカスタマイズされた製品が良いということになります。

Ｓ-ＦＯＵＲは東京にあるインラインスケートプロショップですが、そこにベアリングマニアのtakkunがいます。
takkunによればＮＩＮＪＡは安定した品質を保持しているのが最大のオススメとのこと。
品質までは私にはわかりませんが、確かに今までインラインスケート用や工業用ベアリングをいくつか使っていますがいつも使い始めの感じは同じ感じがします。
最近ではオイル品を使ってますがこれだとさすがに違いを感じます。

インラインスケートで一番金額を節約してもいいのはベアリングかもしれない。
でも、そのベアリングの性能の差で損をしていることもあることを知っていて欲しいです。

ひで爺がＮＩＮＪＡのベアリングを使っている理由の一つは性能はもちろんのこと安心感です。
ウィールは多種多様、体力や体調はいつでも同じじゃない、ブーツはへたっていく、路面状況や温度湿度などの環境、、、
色々な事が変わっていく中、安定した部品が一つでもあると技術の向上にも役にたつし安心して使えるのは安心できます。


なんか長くなったので要約してみる・・・

ベアリングってひっじょーに重要な部品なのに
差を感じられないけどその差はちゃんと効果あるのだよ