カップ麺に防虫剤成分 女性軽症 日清50万個回収へ(産経新聞) - goo ニュース
日清食品の対応に巨大企業の驕りを感じる人は少なくないと思います。
パラジクロロベンゼンやナフタレンが検出された商品が今年だけで22件もあったのに今まで公表されなかったのは、どこかで情報が隠蔽していたと見られても仕方がありません。
些細な事例だったから公表しなかったという日清側の論理だろうけど、如何せん二桁は多すぎます。
仮に、移り香だけでカップ内部に防虫剤が透過してスープの中に検出されるくらいの濃度(※読売新聞によると最大で92ppm)になるのだとしてみましょう。
だったらその結果を公表すればよかったのです。
92ppmは決して小さな値ではありません。
100g摂取すれば100g×92/1000000、即ち9.2mgを経口摂取することになるわけです。
パラジクロロベンゼンは生殖毒性の可能性がある物質であり、胎児への悪影響も指摘されています。
ところが、事が大事になるまで黙っていたと取られかねない対応をしてしまった以上、今後日清が自主的に行う調査の信頼性は薄らいでしまいます。
はっきり言えば、「隠しているかもしれない」「うそをついているかもしれない」と思われてしまいます。
そして、検証の結果、重大なミスが発覚したとしたら・・・・・
日清食品はマスコミにとって大スポンサーですから、今はバッシングしないだろうと思います。(それはそれで問題だけど)
でも、この次は一大キャンペーンを張って、大バッシング大会が始まります。
何せ社長が出てきて、消費者のせいにするかのようなパフォーマンスを見せてしまったわけですから。
更に最悪なのは、日清の自主的な調査はシロだったのに、実はクロだったというストーリー。
これはもう第2の雪印ですね。